再生可能エネルギーという呼び名になぜ引っかかったのか、それは「日本企業の間で、事業に使う電力を全て再生可能エネルギーで賄おうとする動きが広がってきた」というN新聞電子版の記事を見たからです。
電気に産地の選別はできません。
事業に使う電力を"全て"再生可能エネルギーで賄うことは、自前の再生可能エネルギー採取装置を持たなければ実現は不可能です。
そんな都合のよい装置を、自然環境をさらに壊さずにたっぷりおける場所など、日本のどこにもありません。
いまはこれだけ再生可能エネルギーが得られているから、そのうちX%を使う権利がわが社にあって、全て賄えているという計算上のことでは、何年か前に見た排ガス売買の怪しげな画餅協定と同じようなことになってしまうでしょう。