南無煩悩大菩薩

今日是好日也

秘めたるや精魂。

2010-12-20 | 有屋無屋の遍路。

うろおぼえだが、大塩平八郎と言う人物の話がある。

市井のたみ、民衆が飢饉と飢えで苦しんでいるのを見かねたその人は、お上の備蓄米を放出するよう掛け合う。

しかし一向に腰を上げない権力権益者に対し彼は蜂起する、いわゆる大塩平八郎の乱を起こす。

一戦交え、防いでいる間に倉庫蔵を開放させ、それを苦しんでいる人々に配り終わるのを見届けると、その人は、自害する。

その人の確かこんな言葉が残っている。
「雷光のように激しく、雷鳴のように恐ろしくあろうとも、しかしその空は晴朗でなければならない」


多分にその民衆からみた彼の心構えは、ほとけかぼさつに映ったのではなかろうか。

コメント
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