南無煩悩大菩薩

今日是好日也

虹を超えて。

2011-01-21 | 有屋無屋の遍路。

「彼らが切望していることは生存することである。
経済学的ならびに発展主義的な見解が考えるような、カロリー単位で計算された単なる生物学的ないし物質的な生存ではなく、人間的な活力という点からみた文化的な生存のことである。
排除されている人々は、可能であれば「良く」生きることを夙(つと)に望んでいる。「良い」ということは必ずしも「より多く」という意味ではなく、また「より良い」という意味でもない。
それは、彼ら自身の価値、規範、文化的選択にしたがって、そして最も高い国民総生産を追求する競争に囚われたり潰されたりすることではなく、尊厳ある生活を営むことを意味する。」-セルジュ・ラトゥーシュ-{経済成長なき社会発展は可能か?}-



「彼ら」とは誰を指すのだろうか。



それはつまり 過去の現在の未来の 「私たち」 ではないか。
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