南無煩悩大菩薩

今日是好日也

悪魔の弁護人。

2011-05-06 | 世界の写窓から
(photo by unknown)

宗教会議で教義に異議を唱える人のことを悪魔の弁護人と呼びました。

16世紀にローマカトリック教会が考え出した人物です。

協会はその人物に、集団による決定に反する意見を出して論議を起こす役目を与えました。

その人は信仰に異議を唱えるのではなく、是認されたことに疑問を表することにより再検討を促す役割を果たしたのです。



みんなが同じことを言うときは、誰も何も考えていない時だとも言える。

「もっと良い方法はないか、考えてきて欲しい。」その後訪ねると、「色々考え浮かべましたが良い方法が見つかりません。」という。それでは、その「浮かんだ中の悪い方の考えを述べて欲しい」と訪ねると、それも無かったりする。


疑義を直視する、もしくはあえて悪い方の考えを再検討してみる、そのことで、悪魔の弁護人が実は天使だったということもある。
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