仕事の話をしよう。
市場開拓、つまり商品を販売し流通を促そうとするとき、「市場は顧客の集まり」として全体を眺める帰納的な思考と、「顧客が集まる市場」という演繹的な思考が大事である。
「マスマーケッター」としては、「プロダクツマネージャー」の視点から、「製品の差別化」をし、「新規顧客獲得」に向け、「規模の経済を重視」した思考をする。
「ワントゥワンマーケッター」としては、「顧客マネージャー」の視点から、「顧客を差別化」しようとし、「既存客から新しいビジネス」を考え、「範囲の経済を重視」した思考をする。
それは、おそらくカメラの不具合で撮れた行燈の柔らかい光の広がりにも明確なグラデーションが浮き上がったように、無いようでも有るある一定の境界線を見出すような作業なのだと思う。