南無煩悩大菩薩

今日是好日也

隠れているものと隠されているもの。

2013-05-17 | 世界の写窓から
(source)

ヒガシアメリカオオコノハズク の肖像である。

ちょっと注意してみればああなるほど、となるのだが、上手いものである。

擬態というものには、欺くという戦術で、安全を確保するという戦略を遂行する意図がある。

そのためには隠れるものと隠したいものを同調させる必要があり、これがテクノロジーつまり技術ということになる。

日本でミサゴと呼ばれる猛禽類の鳥は、欧米ではオスプレイと呼ばれる。

ホバリングが上手で魚を取る名人だそうだ。

また、このミサゴは食べきれない魚を貯蔵しておく癖があるようで、発酵し旨味が増した魚を人間が横取りして食べたら旨かった、それが「鮨(スシ)」の起源だという説もある。「みさご鮨」なる屋号が寿司屋に多いのもそのせいだそうだ。

能動的に隠れている、受動的に隠されてしまっている、そのような違いも、隠れているものにはありそうだ。

何処に何が隠れているか、色々と探してみると、なかなか面白いものである。
コメント
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