南無煩悩大菩薩

今日是好日也

届かないメッセージ

2014-05-12 | 世界の写窓から
(photo/source)

「ありがとうございました。二度とお越しのないように」

バーを営む店主が、あまりにも無礼、稀にみる無礼、そんな客を送り出した時の言葉だ。

客は店を選べる、店だって客を選ぶ権利はある。

ただ、公共機関はそうはいかない。文句を云えない手を出せないのをいいことに暴力までふるうようなげすな客もいるようだ。

もしかしたら、この掲示板の表示は間違えたふりをした、目に余る客で手に余るのですという切実なメッセージなのかもしれない。

ただそうだとしても、当人たちには多分届かない。無礼者とは「自分を正当化する天才」たちだから。

経済学的にも、無礼(incivility)は高くつくということは研究で明らかにされている。

無礼な人のために人を増やしたり、人のメンタル面の停滞などに対する不必要なコストの発生を社会に与えたり、また本人も最終的には時間コストが割高になったり情報収集力や出世する割合が明らかに低下したりするということだ。

無礼な言動や行為がなくなれば、それだけ私たちの社会も私の生活も低コストで営めるというのにね。

「よりよいものを、よりやすく」手に入れる為なのにね。
コメント (2)
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