南無煩悩大菩薩

今日是好日也

匿名性の柵。

2014-11-05 | 古今北東西南の切抜
(photo/anonymous)

『・・選挙で強いのが「不在地主」である世襲議員だ。

庶民の相続税は強化されるが、政治家は財産を政治団体に移しておけば相続税は免れる。

零細企業は相続で株式の継承もままならないのに、政治業は事業継承が保障される稀有な業界だ。

不在地主が「地方創生」を叫ぶのが日本の政治である。』(切抜/山田厚史の「世界かわら版」より)

不在地主にとっても選ぶ在住の者にとっても、互いに匿名に処しているようなものかもしれない。

また、同じ匿名でも、静かなものと喧しいものがある。

例えば、インターネットの普及によってサイレント・マジョリティ(もの言わぬ多数)の意見の反映が期待されたにも関わらず、その前にノイジー・マイノリティ(喧しい少数)の意見が世論を扇動したりもする。

ただ、匿名であるがゆえに柵(しがらみ)を超えて事実を語れることだってもちろんあるだろう。
コメント (2)
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