(source/Berlin Wall)
ちょうど25年前の89年11月9日夜、東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩れた。
今は経済格差の拡大という隔たりが起こっているようだ。
「産業革命後の機械化の導入で機械を所有する資本家と労働者との格差の拡大も、その後の先進国では逆に所得配分の平等化が進んだ。工場の機械化は、機械を使いこなすためのブルーカラーの技能や工場を管理するホワイトカラーの管理能力への大きな需要を生み出した。そのような人的資本を備えた人々が、日本で典型的に見られたように、分厚い中間層を形成していった。著者は、こうした時代が終焉しつつあると主張する。コンピューターを軸とした新技術と補完性を持つ能力は、工業化時代の能力とは質が異なり、限られた人々だけが持つことができ、また必要とされる量も限定される。これを、先進国で進行する格差拡大の本質と考える」-切抜/タイラー・コーエン著「大格差」書評より-
ちょうど25年前の89年11月9日夜、東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩れた。
今は経済格差の拡大という隔たりが起こっているようだ。
「産業革命後の機械化の導入で機械を所有する資本家と労働者との格差の拡大も、その後の先進国では逆に所得配分の平等化が進んだ。工場の機械化は、機械を使いこなすためのブルーカラーの技能や工場を管理するホワイトカラーの管理能力への大きな需要を生み出した。そのような人的資本を備えた人々が、日本で典型的に見られたように、分厚い中間層を形成していった。著者は、こうした時代が終焉しつつあると主張する。コンピューターを軸とした新技術と補完性を持つ能力は、工業化時代の能力とは質が異なり、限られた人々だけが持つことができ、また必要とされる量も限定される。これを、先進国で進行する格差拡大の本質と考える」-切抜/タイラー・コーエン著「大格差」書評より-