南無煩悩大菩薩

今日是好日也

浮世を泳ぐ技能

2015-07-18 | 古今北東西南の切抜
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‘誰もが有意義な仕事をし、円満な家庭を築き、地域社会と関わり、そして内面も満ち足りた生活を送ることを望むが、その実現には四苦八苦している。すべてを両立させようという考えをすでに諦めてしまっている人もいる。

「ワーク・ライフ・バランス」の改善に真剣に取り組んでも、問題は解決しない。それはバランスを取ろうとすること自体が無意味である。見当違いのメタファー(暗喩)なのだ。

というのもバランスと言う言葉は、人生の四つの主な領域、すなわち「職場または学校」「家庭または家族」(その定義は問わない)「コミュニティ」(友人、隣人、宗教あるいは社会的なグループ)「自分自身」(心、身体、精神)の間で常にトレードオフ(取捨選択)しなければならないことを前提としているからだ。

より現実的な満足感が得られるのは、この四つの領域を満たす「四正面の勝利(フォー・ウェイ・ウインズ)」を目標として、人生における仕事とそれ以外の面の統合(=インテグレーション)を強めることである。

この結果、すべての面でのパフォーマンスが改善されることにもなる。

・・・思い通りの人生を送ることは、一種の技能である。音楽、執筆活動、踊り、スポーツと同じように練習すれば必ず上手になる。

まず三つの基本原則、「現実的である」「総合的である」「革新的である」から取り組んでみよう。

-スチュワートD・フリードマン「H.B.R2015.7月号」より-

「思い通りの人生を送ることは、一種の技能である。音楽、執筆活動、踊り、スポーツと同じように練習すれば必ず上手になる」。
コメント (2)
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