南無煩悩大菩薩

今日是好日也

使うためだけではない学問

2015-09-05 | 世界の写窓から
(photo/original unknown)

男だってそう大差はないだろうに、「10人に一人ぐらいしか使わないような学問を女に教えてなにになる」といったような‘とんちんかん’なことを口走った某県の知事の話が新聞に載っていた。

学問というのはなにになるかわからないからするのである。つまりそれまでとは違う知らなかった世界を見るためのものだろう。

たとえ90%の人は使うことのない学問であっても、避けてはならない。なぜならいったい誰がそれを必要とする10%の人なのかは学んだあとでなければわからないのである。

そしてたぶんその10%が90%にはわからない大事な仕事を為し得るような人にもなろう。

老若男女たがわず、可能な限り学問はすべきなのである。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする