(GIF/悪玉踊り by Katsushika Hokusai)
“彼もまた俗人に過ぎなかった。
これから、人々の人権を踏みにじって自分の野心のためだけに奔走し、
誰よりも自分が優れていると誇示する暴君になるのだろう”
ベートーベンは皇帝におさまったナポレオンをそう表現したという逸話がある。
交響曲第3番変ホ長調『英雄』(Eroica):フランス革命後の世界情勢の中、ベートーヴェンがナポレオン・ボナパルトに対する共感から、ナポレオンを讃える曲として作曲されたもの。
英雄は善ともなり、悪ともなるのである。
つまりナポレオンは悪玉にされたが、エロイカの誕生はナポレオンあってのことであり、その存在と成果に照らすと善玉である。皇帝におさまるまではベートーヴェンにとってもそうだったはずだ。
善と悪は事情によってちょいちょい入れ替わる。
ちなみにヘミングウェイによると、悪とは後味の悪いこと、善とは後味の好いことらしい。
Beethoven - Symphony No. 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica" - I. Allegro con Brio
“彼もまた俗人に過ぎなかった。
これから、人々の人権を踏みにじって自分の野心のためだけに奔走し、
誰よりも自分が優れていると誇示する暴君になるのだろう”
ベートーベンは皇帝におさまったナポレオンをそう表現したという逸話がある。
交響曲第3番変ホ長調『英雄』(Eroica):フランス革命後の世界情勢の中、ベートーヴェンがナポレオン・ボナパルトに対する共感から、ナポレオンを讃える曲として作曲されたもの。
英雄は善ともなり、悪ともなるのである。
つまりナポレオンは悪玉にされたが、エロイカの誕生はナポレオンあってのことであり、その存在と成果に照らすと善玉である。皇帝におさまるまではベートーヴェンにとってもそうだったはずだ。
善と悪は事情によってちょいちょい入れ替わる。
ちなみにヘミングウェイによると、悪とは後味の悪いこと、善とは後味の好いことらしい。
Beethoven - Symphony No. 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica" - I. Allegro con Brio