(photo/Alfred Eisenstaedt)
酔っ払いの翌朝はとなるといつもの反省と侮改の性根衰弱状態のなかで「なぜ早く切り上げなかったんだろう」と後悔するが常であるにしても、
その「無駄で」「さしたる意味もない」「記憶にも定かでない」呑んでいる時間のなかに、そのときだけは自分は自由だと、なににも縛られずに自分の好きなことをやってるんだと、そういう安心感を得ていることは決して否めないのである。
だとしたらそれは質的には無駄じゃないはずではありえる。ただ、そんなことを他者との遣り取りの中に言うべきことではないことも重々承知の上であるにしても。
Silence is Golden