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源をみなもとに全ての水は低い方低い方に流れやがては全て大海に注ぐ。
全てを引き受けた海の水は、南海上で温められ、再び全ての水の源となり北に帰る。
確か、地球の全水量のうち陸地に留まっているのは2パーセント程度だという。
どれくらいの頻度で「この」水が再び戻ってくるのかはわからない。
今、私の体内の7割方を占める水が、億年前にステゴサウルスの糞を形成していた水でないとは言い切れない。
わしは糞か?という問もまんざら嘘ではない。
脚光を浴びた「この」水は、次の瞬間にはもう「この」水ではない。
永遠に同じものが永遠に違うものを形作る。
ああ。みずのながれのように。とめどなく。
何処の水の分子かわからないものに。可愛い娘はやらない。
などとは誰もいえない。
大好きなあの人とも、大嫌いなあの人とも、清涼な富士の湧き水とも、おぞましい身の毛もよだつ何者かとも、同じ水を共有する。
ああ。水の流れのように。生きていけたら素晴らしい。
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