南無煩悩大菩薩

今日是好日也

紅葉狩り。5.

2008-12-06 | つれづれの風景。

櫨(はぜ)誘う 漆柄 重箱の隅。


ウルシ科の櫨のその葉並びのパターンは美しい。

色づくと、ある種のなにかの高邁なる静謐にそそられる。

漆黒の地に真朱の櫨の一枝をあしらった重箱のその隅でもつついてみたいものだ。

若竹の肌色と山椒の青葉でも入っていれば、それこそ「もがな」ではあるまいか。

もがなとは、今様に言うと「願い」である。


なにかにそそられながらも、落ち行く定めの美しき葉のひと瀬に魅せられる。


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紅葉狩り。4.

2008-12-05 | つれづれの風景。

植物界の生きた化石といわれる、メタセコイア。

以前に中国で見つかるまでは、化石の中でしかみえなかった種であるという。


恐竜達も見たかもしれない紅葉を見上げる。大木である。

首長竜の眼にはどのように映っていたのだろう。

みえた?そりゃせこいや。


日本名は、曙杉だという。

なかなかええなまえつけてはります。

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紅葉狩り。3.

2008-12-04 | つれづれの風景。

近景にはない組み合わせの妙美が遠景にはある。

物見やぐらに登ってみると、ほぅ!と感嘆のため息が出る。

思わず帽子を脱ぐ。

この症状を、えんけいだつぼうしょうという。
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紅葉狩り。2.

2008-12-03 | つれづれの風景。

「寒暖」の多い方がよく色づくという。

ちょくちょくと貰う「寒波」を呑み込んで佳き色となるそうだ。

そのせいか。

厚着をして、紅葉の下で「かんだん」するグループも頬が色づいている。

紅葉も頬も佳き色に染まっている。ちょくちょくと呑んでいるのも「かんぱり」だソーダ。

カラーコーディネートを洒落て、カンパリ色の仕合せ。


どのような紅葉狩りでもよろしいが、一杯呑んであったまっても上々。

紅葉狩りはやっぱりこうよぅ。


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紅葉狩り。1.

2008-12-02 | つれづれの風景。

きもみじ如何 きみもみじ。

みもじみもじのもみじがり。



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つつじの紅葉。

2008-12-01 | つれづれの風景。

無花果は花を見せずに実をつける。

どうだんつつじはさしずめ、無花華とでも呼びたい紅葉を見せる。

もみじにまけじと五月のつつじにまけじと、花の如く葉を染める。

花はちさき白なれど、つつじの赤い燃える遺伝子が私にもあるのさと。

てやんでぇべらぼうめ。よおぉく見てや。と。

いろづいている気がしないでもない。


ある時期には控えめなあの花の木が、ある時期にはこんなに存在感を増す。

物事は通じて見なければ、わからんものだとうことでございましょう。

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