南無煩悩大菩薩

今日是好日也

ゆずりあいのすずめ

2017-03-13 | 世界の写窓から
(photo/source)

雀(すずめ)をみていると
私(わたし)は雀になりたくなった。

-八木重吉-

庭の木に雀がきて囀りながら啄む。次にヒヨドリやムクドリが来て囀り啄む。雀は逃げる。そこへ鴉が来る。ヒヨドリやムクドリは逃げる。私が窓を開けると鴉が逃げる。小さな雀は他者を追い払わない。

すくなくともじゅんばんということの邪魔はしない生き方。
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いうなれば、ト短調。

2017-03-12 | 意匠芸術美術音楽
(photo/source)

シャルパンティエはこの調について「厳守で壮麗」と述べている。

マッテゾンは「真面目さと愛らしさを持ち合わせている最も美しい調」と述べている。

モーツァルトの曲の分析では、死を予感させる調性としてしばしば言及される。(wikipedia)

G Minor Bach
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うつりかわるけれども

2017-03-11 | 世界の写窓から
(gif/source)

じゃまさえ せなんだら

おつきさんは 

いつも まんげつなんやで
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アラブの民、質問に答える。

2017-03-10 | 世界の写窓から
(gif source/Lawrence of Arabia)

我々がこの砂漠を気に入ってるかって?

そんなものじゃない、そりゃあ水の豊富な緑の大地がいいに決まっている。

ただ、ここにそんなものはない。

ないものを必要としたり欲しがるような者もここにはいない。
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逃げるも攻めるも

2017-03-09 | 世界の写窓から
(picture/John S. Dickstra)

展望を描く、状況を鑑みる、予測を立てる、など戦略的な考えをおこなう場合、しばしば閉塞感に見舞われることがある。

それはもしかしたら自らが自らを閉じ込める見えない箱をいつの間にか造ってしまい、そこに勝手に閉じ込められているのかもしれない。

打ち破るためにも、こう今一度自分に問いかけ言い聞かせなくてはならないだろう。

「自閉的ロジックに逃げ込むな」
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理想のたたずまい

2017-03-07 | 意匠芸術美術音楽
(sculpture/作者不詳「木彫り良寛像」)

偉そうにせず、愚痴らず、ご機嫌でいる。

逃げない、弁解しない。

何の気もなくそれらができる人は「徳」というもの纏う。

だからたとえばその相手がしゃべらないとき、人はこちらからなんとかわかろうと努めるようになる。
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たとえば一つの言葉

2017-03-04 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(photo/source)

言葉は心

一つの言葉で喧嘩して

一つの言葉で仲直り

一つの言葉で頭がさがり

一つの言葉で笑いあい

一つの言葉で泣かされる

-「中国のある僧の言葉より」寅さん記念館-

誰かに聞かれると照れるので人がいないのを確かめ‘声に出して’言ってみた。

「きっと、いいことがある」

なるほど、不思議なことに、心が晴れていく気持ちがする。

一つここはおすすめしたい。
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男らしさ

2017-03-01 | 古今北東西南の切抜
(photo/source)

男らしさは古くからの伝統を刻印されている。

それは単に男性的であるということではなく、男性の本質そのものであり、男性の最も完全な部分ではないにしても、その最も「高貴な」部分を指す。

男らしさとは徳であり、完成ということになる。

男は「自己制御」と同じくらい「完璧さ」や優越性を目指さなければならない。そしてまた性的影響力と心理的影響力が結びつき、腕力とたくましさが勇気や「偉大さ」を伴う、というように多くの長所が交錯している。

しかもこれは厳しい伝統であって、男の完璧さはつねになんらかの欠落によって脅かされているのだ。たとえば自信の中に巧妙に紛れ込む疑惑、期待していた成功を無に帰すかもしれないひそかな亀裂といったようなものである。

商業社会と軍事社会は同じような男らしさの理想を持つことはできないし、宮廷人と騎士は同じような男らしさの理想を持つことはできないし、あるいはまた都市住民の理想なのか農民の理想なのか、戦士の理想なのか教養人の理想なのかによって、男らしさというものはどれほど多様性に富むのであろう。

理想の男らしさというものの変遷は、男としての完璧さへの期待、文化と時代性によってそれ自体が変貌していく影響力と支配のモデルにほかならない。

男らしさは不可避的に人類学の対象であると同時に歴史的なものであり、いつしか男らしさのモデルは忘れられ、消滅し、つまらない郷愁の対象になる定めであり、ついには「男らしさ」という言葉そのものが無意味になるかもしれない。

-引用/アラン・コルバン,ジャン=ジャック・クルティーヌ,ジョルジュ・ヴィガレロ「男らしさの歴史」序文より-
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