バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

怒ってだめなら優しくしてみる

2008-11-06 06:38:35 | 川上犬
 隣家に犬がやってきた。赤ちゃんじゃない.生後半年くらいかな。
 バンは気になって仕方ない。柵を乗り越えそうな勢いだったから、とりあえず散歩用リードにつなぎ、仮止めしておいた。
 これで庭が静かになったからバネの準備していると、突然窓の下でバンの声が。
 バンのやつ、赤い上等なリードを噛みちぎって,子犬のもとに駆け寄っていた。
 リードは噛みちぎれることを覚えてしまった。
 更に柵越えまで経験させるわけにはいかない。
 バネの時間にはだいぶ早いが鎖につなぐ。
 とりあえず隣家の子犬の動向を見定めるまで今晩はバンつないでおくしかない。
 当然、バネ終わっても放してくれないからと、「おーい、僕ちゃんのこと忘れていませんかー」と鳴き続ける。
 強く鳴いたり,力なく鳴いたり,甘え声にしてみたり,いろいろ工夫している。
「うるさーい」と障子を開け一喝するが、やめてくれない。そのうち鳴き声は泣き声に変わっていった。
 この場合怒ってもだめだろう。それより「バンのこと忘れていないよ。すごく気にかけていますよ」ってわからせた方が良いだろうと思い,ちょうど冬の入り口なので,今年用のバン布団を小屋に入れてやった。
 布団をセットするやいなや、「ワーイ」と小屋で転げ回り,静かになり,朝までぐっすり寝ていた。
 単純明快なバン。