バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

同じに打ち続ける難しさ

2009-05-24 06:50:49 | Badminton
 高校生の練習試合の車出ししたから、ただ体育館で待っていてもしょうがないので卓球することにした。前日100均でラケット用意。ラバー片面しかなかったけど、ラケット2つに玉一つセットで100円。裏面付きがいいんだけど、どうせ遊びだからわざわざ高いお金かけることないし。
 到着後すぐに申し込んだら、申し込み1番で、どこでも好きな台指定してよいとのことで、とにかく初心者なので一番はじの迷惑にならないところを選ぶ。9時から使っていいよとのことだけど、9時前から練習している音が聞こえてきた。じゃそろそろやりますか、とのんびり卓球場に行くと、もうすでに数組が、練習、していた。遊ぶというのではなく、確実に練習だった。おじいさんが、おばあさんにノックしていた。その一振りごとにおじいさんのゲキをあびながらラケット振っていた。さらにもう一組は延々と同じフォームでフォアハンドでカンコンカンコンと打ち続けている、60歳くらいのおじさん、おばさん組。このおばさんがとにかくうまい。全くフォーム崩さず、無理な力入っていない。このような状況下、私のこのラケットじゃちょっとちょっとじゃん。しかし練習している中高年二組は、他人なんか全く目に入らない程集中しているし、我々もひとたび打ち出したら、周りなんかどうでもいいくらい楽しくなったけど、やはりラケットはもう少しいいものを使いたい。ジュニア練習の横で市民がバドミントン楽しんでいるけど、あれと同じ状況。
 とにかく隣のおばさんみたいに続けようということになり、とりあえず20ラリーを目標にした。意外にも20はすぐ達成したので、「30続けましょう」ということになり30に挑戦。この30のラリーにドラマがある。隣のおばさんのフォーム盗み見しながら同じところに同じ力で打つはずが、要所要所で「ありっ」があり、そうすると相手を左右に走らせてしまい、その結果自分も左右に走らされ、なかなか30はいかない。それでも1時間過ぎる頃には25に手が届き始めた。そのとき、隣の隣の台の高齢者特訓組は、「下でタバコすってくる間、今のところ練習していなさい」とおじいさんはおばあさんに指示して下に降りていった。隣の連打中年組は「じゃ次ぎはバックハンド」とおばさんの指示が入り、コーナーサイド変えてバックで延々打ちに入った。捨て台詞のように練習指示されたおばあさんは、一人で玉をラケットで切る練習していた。
 タバコ休憩を終え戻って来たおじいさんは、また猛烈指導を始めた。壁に向かって斜めから打ち付け、「ほら、こうやってこういう向きで打つと、たまはあっちに飛ぶでしょ」とチラ見したしただけなのに,状況わかるうまい説明。「その動きの後はすぐに屈伸入れないとヒザ来るよ」との注意まで入れながらラリーしている。なるほど、高齢者には高齢者の指導法ポイントあり。
 さてそうこうしているうちわれわれピンポン組も、25を超えるようになり、あと少し。しかしおかしいことに、25過ぎるとなぜか全身全霊で笑ってしまうのです。この緊張感。絶対ミスしないで同じところに同じ力で打とうとすると、ゲラゲラ体が笑ってしまう。そんな状況だから29でだめになることも数回。サタクラで、とにかく続けようと子ども励まし、カウントしながら打つけど、あの子達、達成間際にこんな緊張感味わっていたんだ。もうそろそろ試合見たくなって来たし、なんとか30続けよー、と集中全開でついに達成!卓球も深い。

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