気温の上下がありすぎて、体調がおかしくなりそうです。
コンディションレベルチェックパックAでお預かりです。パックAの場合は、点検と増し締め、純正キャブレターの点検&同調がはいります。キャブレターの場合は、点検&同調なので、セッティングは入りません。また、基本的に純正キャブレターに限ります。先に点検を行います。アクセルワイヤーの通し場所が違い、曲りがきつくなるので、動きが悪くなります。クーラントは、オイルの混入はありませんが、漏れた跡もあり、量が少ないです。
ハンドル装着時に、左にズレたようです。前後ヘッドカバーからオイル漏れ有ります。
クラッチフルードが少ないので、クラッチレリーズからニジミがあるかと思われますが、オイルが垂れているので、判断ができません。インシュレーターのゴムジョイントは、ヒビがあり、Vブーストジョイントは切れが見られます。(※現時点での2次エア吸い込みはないようです。)タイヤは前後新品のようです。(※基本的にタイヤの左側に製造年と週が記載されています。写真のリアタイヤは、2015年51週製造になります)
リアサスは、プログレッシブ製のショートサスペンションですが、左側が少しオイル滲みが見られます。バッテリー交換時にリアバンクのイグニッションコイル類が乗っているステーを外しますが、前側を差し込まれていないケースやプラグコードを抜いてしまうケースが多いようです。エアクリーナーは、新品に近いものが入っていました。バッテリーは液量、電圧、容量とも平気そうでした。液式のバッテリーを使用する場合は、外から液面を点検できるので、バッテリーキーパー等を使用して補充電している方は、液量に注意が必要です。スパークプラグは、NGK製JR8Cが装着されていましたが、サビが見られることと、3番気筒がやはりいまひとつのようです。エンジン始動前の電圧と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。レギュレーターは平気そうです。
キャブレターですが、3番のスロー系統にゴミが入って少し薄い状態でした。4番気筒のパイロットスクリューが固着のため、回転しません。圧入栓が抜いてあるので、ゴムキャップをした方が良いです。また、ブリーザーパイプが抜けており、エアクリーナーボックスの下に吹き上がっています。この状態だと、走行中オイルのにおいがします。
ステムベアリングの締め付けが緩かったです。適正トルクで締めないと、ブレの原因になります。フロントフォークの左右の高さが少しずれており、エア圧も0気圧になっていました。
フルードは、交換時期不明ですが、それぞれ、少しづつ量が少ないです。
キャリパーは、パッド残量はまだありますが、あまりきれいではありません。リアは、ブリードキャップ(ゴム)が無くなっています。
とりあえず、コンディションパックAを行い、緊急性のある修理はなかったので、最終チェックと試乗です。点火系とキャブレターの調子は戻ったようです。よろしくお願いいたします。
2017.02.02 作業担当 ヤダ(矢田)