昼間は比較的暖かかったのですが、日が落ちてから気温が下がり、今はとても寒いです。本日は、当日作業等もありましたので、まとめ記事になります。明日は月曜日ですので、定休日になります。
以前から来ていただいている車両ですが、本日は、ダイノジェットST-1を組み込みました。レスポンスアップをご希望でしたので、第1段階として、昔からある部品でDJST-1を使用しました。純正のジェットニードルはクリップの段数を変更できないので、セッティング用にニードルを変更するためと、ダイヤフラムのリターンスプリングを弱いものに変更し、それに伴い、負圧検知用の穴を拡大しました。この組み合わせとイグニッションリレーの効果で、吹け上がりが軽くなったと思います。当日納車でしたので、昼間に試乗と調整を行っていましたが、今日は、新型VMAXの方に信号待ちで声を掛けられました。当店をご存知でしたので、とりあえず挨拶のみで失礼しました。加速テストを行っていましたので、試乗中は、なかなかお話ができません。作業終了後、無事納車になりました。
いつも静岡からいらっしゃるお客様で、ペイントの依頼をお受けしましたので、本日、塗装屋さんに渡しておきました。仕上がりましたら、ご連絡致します。いつも遠い所、ありがとうございます。
別件ですが、静岡のお客様からお預かりしている車両で、部品がほぼそろったので、修理していきます。
まだ、エンジンが不動ですが、先にパイロットスクリューの圧入栓を抜いておきます。
クラッチマスターの窓がふさがれているので、フタを開けて量の点検です。あまり綺麗でない上に量が減っています。エンジン側のレリーズよりフルード漏れがありますので、修理になります。ついでですので、オイル漏れしているシフトシャフトのオイルシールも交換です。
点火系変更のため、クランクケースカバーを開けるので、エンジンオイルを抜きます。オイルフィルターを外そうとしたら、後期型エンジン換装時に、前期型のフレームをそのまま使用している関係で、オイルフィルターが外せません。後期型のフレーム(一部のみ)への交換が必要です。
まずエンジン側から分解し点火系の部品を後期型(デジタル点火)に換装します。ケースカバーを外しました。前後のカバーで似たようなヘキサゴンボルトを使用していますが、場所によってボルトの長さが違います。前回別のお店で分解時にボルトの順番を間違ったようです。また、ガスケットをきれいに剥がしていないこととボルトのトルクが規定値以下だったようです。また、ダウエルピンの数も足りませんでした。マグネットローターの換装のため前期型ローターを外してスタータークラッチを移植しましたが、ローターを止めているボルトが規定値で締まっていませんでした。そのためローターとクランクシャフトのテーパー嵌合が緩く、プーラーで引っ張るまでも無く外れてきました。逆にスタータークラッチ部のボルトはオーバートルクでした。続きは、休み明けから行います。
2018.01.21 作業担当 ヤダ(矢田)