本日、雨が降ったりやんだりで、すっきりしません。
クラッチ不調でレッカー入庫です。クラッチが切れきれない状況でした。最終型前期でしたが、中古購入時、クラッチ板貼り付きで、クレームで交換されていたので、クラッチ板ではないようです。クラッチレリーズからのフルード漏れも無く、フルードも減っていませんでした。クラッチレバーを握ると圧力がかかりづらいので、フルードの状況を見ましたが、エアは噛んでいませんでしたので、内部摩耗による圧力逃げと判断しました。
クラッチマスターは、本体も痛んでいましたので、アッセンブリで交換しました。
ブレーキ側は交換していませんがリザーブタンク部のアルミ製のフタのみ交換です。
入庫後にエンジンを始動してみたのですが、アクセルへの反応が鈍く回転も安定しないので、点検すると3気筒になっており、1番気筒が燃焼していませんでした。先に点火系を点検すると火花は規定値の状態で飛んでいました。スパークプラグは、NGK製JR8Cで交換してからあまり走行していませんでしたが、カブって火が飛ばない状態でした。清掃すると火が飛んだので、交換はしませんでした。
一応、吸気系の点検です。エアクリーナーは、ヤマハ純正ですが、スポンジが劣化しているので、要交換です。ダイヤフラムは、回転や作動不良は無さそうですので、大丈夫そうです。燃料系のオーバーフローも無いようです。
電動ファンスイッチですが、98℃オンタイプですので、夏場は、作動時間が長くバッテリーの負担になるので、純正の戻した方が良いです。強制的に回したい場合は、スイッチを装着した方が良いです。今回交換した部品類です。
最終チェックと試乗です。クラッチ関係は正常に戻っていましたので、問題は無いですが、燃焼状態が悪いので、安定し正常復帰するまで走行していました。後、前後タイヤが7年前の製造なので、交換した方が良いです。グリップしません。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。詳しくは納車時にご説明いたします。
2020.01.22 作業担当 ヤダ(矢田)