本日は、雪でした。とりあえずガレージ内で仕事や荷物等の受け取りなどを行っていましたが、外に出せないことと、寒いので、仕事が進みませんでした。
コンディションレベルチェックパックとスタータークラッチ交換でお預かりです。エンジンオイルは交換歴不明ですが、先にスタータークラッチを交換するので、全量抜きです。
エンジンオイルを抜いてから、スタータークラッチ交換です。部品は純正新品をお持込でした。
クーラントは、エンジンオイル混入は無さそうですが、漏れた跡があるということなので、点検です。
ラジエターキャップ下ベースのOリング付近から漏れた跡があったので、Oリングのみ交換です。ウォーターポンプ本体は水漏れは無さそうですが、クランクケースとの合わせ面からオイルが滲んでいます。
エアクリーナーは、K&N製でした。要清掃です。ダイヤフラムは、回転や作動不良は見られないので平気そうです。
スパークプラグは、NGK製JR8Cです。ダイレクトイグニッションに変更されているため、詳細不明ですが、防水性が無いので、右側2本が錆ており、カブリ気味です。ガソリンタンク自体の錆は無さそうですが、給油口付近に錆が見られます。
前後タイヤは、ダンロップ純正で交換後約1年、空気圧のみ調整しました。
リアサスは、オーリンズのYA137タイプです。現時点でオイル漏れは無さそうですが、オーバーホール歴は不明です。
前後キャリパーは、ブレンボ製4ポッドキャリパーで、要清掃です。パッド残量は有です。
フルードは、交換歴不明で要交換です。クラッチ側は、エンジン側の熱がかかりやすいので、劣化が早いです。吸水率については、1~2%あるので、要交換です。
フロントフォークオイルは現状漏れていませんが、クリップの錆はあります。
エア圧は入っていましたが、左の方が高かったので、左右0.4に合わせておきました。
今回は車検ではないので、そのままですが、車検時に光軸調整ができない、全高が変更になるカウルや、規定にありますが、正面ではなく斜め横(規定角度有)から確認できないウインカー、表面積や光度(テールランプとブレーキランプの差)、ナンバー灯の光度等について、問題にある場合があるので、要注意です。
エンジン始動前と始動後の油面です。(エンジンオイル量の測定を行った後の写真なので、エンジン始動前は、規定油面です。)
バッテリーの点検です。電圧及び容量とも平気そうです。
エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。
今回交換した部品類です。ガソリンフィルターは、新品部品をお持込でしたので、点検時に交換しました。
最終チェックと試乗です。特に破損等は無いですが、各部劣化が見られるので、要整備部分はあります。マフラーについては、今回、他店制作のバッフルが装着されていましたので、問題ないですが、もともと騒音規制値をクリアできていない種類のマフラーもありますので要注意です。特に騒音規制が94dBの場合や、排ガス規制がある場合は、そのままだと車検を通らない場合が多いです。大手部品販売会社制作のマフラーの場合でも中古や使用歴が長い場合は、サイレンサーの消音機能が下がっていることが多いです。各ショップ制作のオリジナルマフラーが一番難しいです。装着されている方は、製作されたショップの相談された方が早い場合もあります。無事、納車になりました。
2023.01.27 作業担当 ヤダ(矢田)