「デジタル変革」あるいは「DX」などとも呼ばれます。
アナログをデジタルに変換する「デジタル化」とは全く異なります。デジタル化を通しての変革と言えます。第4次産業革命時代、主に企業において起こりつつあるメガトレンドです。
この概念を説明する際、第4次産業革命、環境変化・ゲームチェンジ、産業境界の破壊、価値(コスト、体験、プラットフォーム等)の創出、企業の存続・生き残り、事業・組織・ビジネスモデル転換、戦略的・構造的転換、イノベーション、生活・働き方変革、などのキーワードが用いられています。
この概念は、2004年、スウェーデンのエリック・ストルターマン教授らによって提唱されました。以下の文献です。
E. Stolterman and A. C. Fors. “Information Technology and the Good Life,” in Information Systems Research:Relevant Theory and Informed Practice, B. Kaplan et al. (eds), London, UK: Kluwer Academic Publishers, 2004.
http://www8.informatik.umu.se/~acroon/Publikationer%20Anna/Stolterman.pdf
このp.687のAbstract内に以下のような記述があります。
「The position is also framed around an empirical and theoretical understanding of the evolving technology that we label the digital transformation in which an appreciation of aesthetic experience is regarded to be a focal methodological concept.」
デジタルトランスフォーメーションの成功事例として、UberやAirbnbが知られています。最近では、我が国でも、トヨタ自動車が「自動車をつくる会社」から「モビリティ・カンパニー」への変身を表明したり、パナソニックが「暮らしをアップデートする会社になる」と宣言したりしています。