株式会社ZMPが、2018年11月に出荷を開始した、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)の新バージョン「自律移動モデル」です。
ZMPの自動運転事業で培った画像認識技術を応用して実現されています。CarriRo Visual Tracking(特許出願中)という方式が利用されているとのことです。即ち、走行通路にランドマークというシールを貼り、その上を走行する際に画像認識による位置補正と走行指示情報の受信とを行ない、それを繰り返しながらゴールまで到達するようです。
ランドマークには、走行ルートが決まっているような場合に利用する、直進や右左折、Uターンなどの「固定タイプ」のもの、とその都度ルートを変更したい場合に利用したり走行指示を変更したい箇所に貼って利用する「可変タイプ」のものの2種が用意されています。
以下のような点が特徴とされています。
1)ティーチング不要で、短時間で走行ルートの設置が可能。
2)ランドマークで常に位置補正を行うことにより外部環境の変化に強く安定して走行可能。
3)ランドマークの設定は、タブレットを通じて容易に変更でき柔軟なルート設定が可能。
4)追従機能と併用することで、リーズナブルな価格での導入が可能。
なお、本体の重さは55kg、サイズは幅 61cm×奥行 91cm×高さ 24cm、最大積載荷重は150kg、牽引力は300kg、となっています。
プレスリリース(2018.11.8)のサイトは、https://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20181108、
あるいはpdf版のサイトは、http://homeup-pro.s3.amazonaws.com/files/5be3b7a45b3a433a4b009ae6/Pressrelease-20181108-Tr1zaph5pt.pdf、です。
製品紹介の動画サイトは、https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=dkfvVXNdaCU、です。