米国で開発された猫用の自動給餌器です。IoT(Internet of Things)製品の事例としても取り上げられています。
インディーゴーゴー(indiegogo)と呼ばれるクラウド・ファンディングのサイトを利用し、「BISTRO」という開発名称で資金調達を試み、10万$の目標金額に対して約24万$の資金調達に成功したようです。下記サイト参照。
https://www.indiegogo.com/projects/bistro-a-smart-feeder-recognizes-your-cat-s-face/#/
飼い主が不在中の昼間や、長期旅行中でもネコに餌を自動で与えることができる。
餌用と水用の2つのカートリッジを備え、それぞれ3.6~4.5kgの餌、5lの水を充当できます。猫が本体に乗ると餌や水が自動的にフィードされます。しかしながら、特徴的なのは、本体がネットにつながり、遠隔からでも猫の顔認識や健康管理が行える点です。
本体手前のトレイ部分に猫が乗り、給餌トレイ部分に顔を近づけると、内部に設置されたカメラが自動で起動し、猫の顔をクラウド上のデータと照合することにより、猫の識別が可能になっています。猫が餌を食べている間、その様子を動画でストリーミング配信してくれるようです。
また、猫が餌や水を摂る前のそれらの重量と摂った後の重量との差を計測して、データとしてクラウド上に自動的に記録するため、そのデータをスマホ・アプリから確認することもできるようです。その結果によって、与える餌の量を調節することもできるようです。
このような製品は、クラウドファンディング(crowdfunding)という資金調達の仕組みの存在によって登場し得たものと考えられ、かつインターネットとつながることによってその付加価値を高めている事例と言えます。
インディーゴーゴー上にアップされた製品紹介動画は、https://www.youtube.com/watch?v=Wiy8DRIuh9Uのようなものです。
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