2013年4月、EMC(62%)、VMware(28%)、GE(10%)の3社の出資で設立された、米国のデータ分析ソフト大手です。次世代エンタープライズPaaS(Platform as a Service)のための新会社です。
ビッグデータ関連のソフト製品群を用意しており、メーカーの工場設備の動作データや会計などの社内データがまとめて分析できるなどIoTにおける活用法を提案しているようです。
ピボタルジャパンは、2015年3月12日、ビッグデータ基盤を実現するための統合パッケージである「ピボタル・ビッグデータ・スイート(Pivotal Big Data Suite)」の新版を発表したようです。このスイートには、以下のようなコアとなるものが含まれ、これらコアとなるものを初めてオープンソース・ソフト(OSS)として誰もが自由に使えるような形で提供することにしたようです。
・分析MPP(Massively Parallel Processing)データ・ウェアハウス「グリーンプラム・データベース(Pivotal Greenplum Database)」 売上げなどの業務データを高速に分析する
・エンタープライズSQL on Hadoop分析エンジン「ホーク(Pivotal HAWQ)」 センサーなどから収集した非構造化データを分析する
・NoSQLインメモリ・データベース「ジェムファイア(Pivotal GemFire)」 メモリ上のデータを高速処理する
OSSとしての公開によりシェアを広げ、関連技術者を増やしたり商用版導入前に効果の検証をしたりする狙いがあるようです。
関連のプレスリリース(2015.3.13)のサイトは、https://news.mynavi.jp/techplus/article/20150313-a099/です。