2021年10月に大丸東京店(東京・千代田)にオープンした、大丸松坂屋百貨店初の売り場(ショールーミングスペース、即ち、そこでは商品を見るだけで購入はネットで行う仕組みになっている場所)で、”あすみせ”と読みます。
”明日見世”には実店舗を介さずに直接消費者へ販売するD2C(Direct To Consumer)ブランドが出店しているようです。ブランドは、ビューティー、ファッション、ライフスタイル、フェムケアの分野に分かれていて、設定されたテーマの下に3か月ごとブランドの入れ替えが行われるようです。
2022年1月12日より、NTTドコモとで実証実験を始めたようです。即ち、各ブランドの案内板の上部にカメラを設置し、NTTドコモの画像認識システム(注:米リアルネットワークスの顔認証システムを使用)を利用して来店客のデータを分析するようです。このシステムにより、年齢・性別の他、立ち止まった時間や動作などを定量的データとして収集できるようです。収集されたデータは、出店しているブランドへ提供され、出店効果の検証に役立てられるようです。
ネット販売の普及でショールーミング化の問題に悩む実店舗の特に百貨店ですが、売り場を積極的にショールーミング用としAIなどの技術の活用して来店客データを分析して対応という戦略の効果がどうなるか、注目されるところです。
実証実験などのプレスリリース(2022.1.14)のサイトは、https://prtimes.jp/tv/detail/2374です。
明日見世のサイトは、https://dmdepart.jp/asumise/です。