ビジョンセンサー(※1)の先端的な技術(※2)で、対象物の動きや周囲の環境に対して変化分(即ち、イベント部分)のみを捉えて出力するセンサーです。このため、⾼速かつ低遅延での出⼒が実現できるといった特徴があります。EVS(Event-based Vision Sensor)と略称されたりします。
※1)カメラによって撮像し(注:ハードウェアにて)、データとして認識し、対象物の状態(輝度など)や位置ずれなど人間が理解できる形の結果にして(注:ソフトウェアにて)、出力する機器で、人間が目で見て対象物の状態などを認識するようなメカニズムに似た役割を果たす機器のようです。色々な用途に利用できるようですが、例えば製造業で部品や位置ずれの検査などに利用されているようです。https://jss1.jp/column/column_204/#1などのサイトを参照。
※2)例えば、ソニーのニュースリリース(2020.2.19)のサイトを参照:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202002/20-0219/
半導体商社のレスターホールディングス(HD)は、EVSを街路灯や施設の照明に組み込み、人や車の移動データを、当該HDが提供しているAIプラットフォーム(注:子会社のレスターエレクトロニクスが、ディジタルメディアプロフェッショナル、仏プロフェシーとの協業で提供している)上に収集し、災害時の避難ルート作成や商業施設の開発計画などに役立てスマートシティづくりを支援していきたいとのことです。自治体や企業などの需要を喚起したいようです。
ニュースリリース(2022.4.25)のサイトは、https://www.restargp.com/news/3987/です。