毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

最後の?晩餐  2011年7月24日(日) No.176

2011-07-24 22:30:18 | 中国事情
 明日帰国というので、新平老師が朱老師と三人で食事会をしようと言ってくれた。美味しいご馳走が食べられるというだけではなく、新平老師の心遣いがありがたくて、喜んで招待された。

 今日、南昌は公式発表38℃。市内は公式発表より暑いのが普通という(この意味がよくわからないが)。昼間は暑すぎるので夕方早めの晩餐会にした。最初は、新平老師がビールを飲みたいので、私はバスに乗って「名厨世家」という有名なレストランに行くことになっていたが、今日になって、
「これだけ暑いとバスは気の毒です。車で迎えに行きます。」とのこと。
(そんな大げさな。)と思ったが、結局ありがたくお受けした。車のエアコンが体の熱を冷ましてくれて心地よいことこの上ない。

 やっぱり1年をともにした仕事仲間と飲むのは楽しいものだ。
学生の話、中国の高速鉄道脱線事故のこと、日本の九電のこと、首相の「脱原発発言」へのバッシング、日本の節電のことなど、ペチャクチャしゃべりながら食べていると、あっという間に時間が過ぎた。
新平老師は日本のニュースをよく知っていて、
「財界、政界の癒着は、中国だけじゃなくて日本でもあるんですね。」とか、「九電と地域行政のトップが身内らしいですね。」「孫正義さんは日本ではどれくらい影響力があるんですか。」とかいろいろ話題を提供する。
 彼は、家では奥さんが毎晩インターネットで映画を見るのに夢中で、自分はテレビもそんなに見ず、もっぱら日本のニュースをチェックしているそうだ。「夫婦であまり話もしないです。朝食を作るのはほぼ僕の仕事、夕食は妻の父母の家で食べることが多いですが、その皿洗いも僕です。中国では女性が強いですから。」
愚痴なんだか普通の話題の一つ何だか分からない、淡々とした口調で話す。
 朱老師の息子さんは、現在高校2年生で、受験勉強に拍車がかかってきたそうだ。このまま成績がキープできればまあまあの大学に入れると、受験生を持つお母さんの顔を見せた。両老師とも子供は一人だけ。公務員が一人っ子政策を破るわけにはいかないので、大切なたった一人の子どもに英才教育を施している。王子様やお姫様のように育てられている子どもたちだが、勉強だけはメチャクチャ頑張らされている様子が伝わってくる。

 帰り際、また信じられないぐらいの重さのお土産を渡された。中国のお土産は大きくて重い…。
さあ、明日の今頃は日本の大阪だ!わ~い!
コメント
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