引っ越しの片づけも、もちろん納得いくような整理は全然できていない。部屋べやの汚れも見れば見るほど怒りが湧く。
これだけ腹が立つということは、私は日本民族の中でも、かなりのきれい好きなのだろうかと我が生活を顧みれば、3、4日掃除をしないこともあるし、ハッと気づいたら床にうっすらと埃が積もっていることも間々ある。
しかし、だ。私は人生において十数回引っ越しを重ねてきたが、引っ越すときは、次に入居する人のことを必ず考える。(もし、台所が薄汚かったらきっとがっかりするだろう)とか(新しい生活を始める人にとって、清潔な家ほど嬉しいものはない)とかを、ものすご~く考える。なので、髪の毛一本、塵ひとつ残さないように神経を使う。これは単なる「きれい好き」ではない。「次の人が気持ちよく入居できるよう配慮する」という気配りだ。自画自賛しているわけではなくて、少し前まで日本社会ではこのようなことは当然だったと思う。
3月の大震災で多くの人々がその気配りに基づき行動していたのを世界のメディアは伝えた。
中国の人々は口をそろえて「日本人は素質が高い」という言葉を使った。人に対して『素質が高い』という言葉遣いは、私は違和感がある。「美徳を身につけている」と言い換えられるだろうか。
周囲の人をおもんばかるやり方はいろいろだ。昨日、引っ越しで新平老師や学生たちが見せてくれた行動も私への精一杯の思い遣りだと思う。中国の人たちの思い遣り・気配りは具体的に相手が限定されているときに全力でサクレツする。日本社会で当然だった(今はビミョーと思うので)気配りは、見えない人に対するとき、とてものびやかに発揮される気がする。特定の人が存在する場合、反ってあれこれ考えすぎて手も足も出ないというケースもあるんじゃないだろうか。日本人がシャイだと言われる所以であろう。
そんなことを考えていたら、もう昼だ。そろそろ明日からの旅行の支度をしなきゃ。忙しい日本の皆さんのためにせめて私の旅程をお示しし、想像の中でツアーを楽しんでもらおう。旅程表はもちろん私が作ったんじゃなくて、3年生のガイド志望の陳さん作。
「九寨溝・成都旅行の日程」
7月3日(日)南昌昌北空港10:55発 成都まで 900元
夜 成都懶骨頭青年旅館(Chengdu Lazybones Hotel)泊 40元/人
7月4日(月)新南門長距離バスセンター発(8:10)
九寨溝入口到着(18:00ごろ) バス代140元
米谷国際青年旅舎泊 40元
7月5日(火)九寨溝へ チケット310元
米谷国際青年旅舎泊 40元
7月6日(水)長距離バスセンター発(8:00) バス代140元
成都懶骨頭青年旅館泊 60元
7月7日(木)汶川 夢ト寨(チベット族のチャン族の村) 交通費50元
夢ト寨泊 50元
7月8日(金)成都に戻る――途中、都江堰(大昔の稲作灌漑堰あと)見学 交通費35元、チケット90元
成都着後、午後、寛窄巷子(地元の通り)散歩
成都懶骨頭青年旅館泊 40元
7月9日(土)成都観光
午前 成都大熊猫繁育研究基地(パンダは涼しいとき活動するのでまずはここにします) 58元
午後 金沙遺址博物館 105元
杜甫草堂 60元
錦里ancient street, 旅館のまわりの散歩(当日次第)
7月10日(日)成都空港発8:05 南昌へ 900元
*旅行の注意
①防寒用のコート(平均気温は22℃ぐらいなので、薄いコートで十分です。)
日差しが強いので、サングラスや日焼け止めクリームの準備をお勧めします。
②一週間(7泊8日)の旅行なので着替えの服を十分ご用意ください。
③旅館では生活用品は提供しないので、歯ブラシ、歯磨き、タオル、石鹸などをご用意ください。
④天気予報によりますと、成都はこれから一週間雨が降りますので、傘をご用意ください。
⑤現金について、500元ぐらいの現金を持つと安心でしょう。成都市内ではATMが気軽に利用できます。
いよいよ明日は出発の日です。お忘れ物をなさらないよう、出発の前に上記の物(特にカメラ)をチェックしてください。
旅行について、何か不行き届きのところがありましたら、ぜひご指摘ください。
^_^ 学生なので、500元あったら十分と思うその質素さ。予約してくれた旅館は全部ユースホステルだ。ああ懐かしい。ユースホステルに泊まるなんて50年ぶりぐらいだ。
汶川(ぶんせん)は、四川省大地震の時被災した中心地。政府によって災害前の状態を完全に復元されたと言われるが、実際確かめてみたい。
カメラをぜひ持つように書くこの押しつけがましさも、学生ならではのかわいらしさだ。しかし、本物のガイドなら通用しないかもしれない。
これを読んで違和感を感じられた人はご一報ください。本人に言って聞かせますので~。
というわけで、一週間ほどこのブログはお休みします。
これだけ腹が立つということは、私は日本民族の中でも、かなりのきれい好きなのだろうかと我が生活を顧みれば、3、4日掃除をしないこともあるし、ハッと気づいたら床にうっすらと埃が積もっていることも間々ある。
しかし、だ。私は人生において十数回引っ越しを重ねてきたが、引っ越すときは、次に入居する人のことを必ず考える。(もし、台所が薄汚かったらきっとがっかりするだろう)とか(新しい生活を始める人にとって、清潔な家ほど嬉しいものはない)とかを、ものすご~く考える。なので、髪の毛一本、塵ひとつ残さないように神経を使う。これは単なる「きれい好き」ではない。「次の人が気持ちよく入居できるよう配慮する」という気配りだ。自画自賛しているわけではなくて、少し前まで日本社会ではこのようなことは当然だったと思う。
3月の大震災で多くの人々がその気配りに基づき行動していたのを世界のメディアは伝えた。
中国の人々は口をそろえて「日本人は素質が高い」という言葉を使った。人に対して『素質が高い』という言葉遣いは、私は違和感がある。「美徳を身につけている」と言い換えられるだろうか。
周囲の人をおもんばかるやり方はいろいろだ。昨日、引っ越しで新平老師や学生たちが見せてくれた行動も私への精一杯の思い遣りだと思う。中国の人たちの思い遣り・気配りは具体的に相手が限定されているときに全力でサクレツする。日本社会で当然だった(今はビミョーと思うので)気配りは、見えない人に対するとき、とてものびやかに発揮される気がする。特定の人が存在する場合、反ってあれこれ考えすぎて手も足も出ないというケースもあるんじゃないだろうか。日本人がシャイだと言われる所以であろう。
そんなことを考えていたら、もう昼だ。そろそろ明日からの旅行の支度をしなきゃ。忙しい日本の皆さんのためにせめて私の旅程をお示しし、想像の中でツアーを楽しんでもらおう。旅程表はもちろん私が作ったんじゃなくて、3年生のガイド志望の陳さん作。
「九寨溝・成都旅行の日程」
7月3日(日)南昌昌北空港10:55発 成都まで 900元
夜 成都懶骨頭青年旅館(Chengdu Lazybones Hotel)泊 40元/人
7月4日(月)新南門長距離バスセンター発(8:10)
九寨溝入口到着(18:00ごろ) バス代140元
米谷国際青年旅舎泊 40元
7月5日(火)九寨溝へ チケット310元
米谷国際青年旅舎泊 40元
7月6日(水)長距離バスセンター発(8:00) バス代140元
成都懶骨頭青年旅館泊 60元
7月7日(木)汶川 夢ト寨(チベット族のチャン族の村) 交通費50元
夢ト寨泊 50元
7月8日(金)成都に戻る――途中、都江堰(大昔の稲作灌漑堰あと)見学 交通費35元、チケット90元
成都着後、午後、寛窄巷子(地元の通り)散歩
成都懶骨頭青年旅館泊 40元
7月9日(土)成都観光
午前 成都大熊猫繁育研究基地(パンダは涼しいとき活動するのでまずはここにします) 58元
午後 金沙遺址博物館 105元
杜甫草堂 60元
錦里ancient street, 旅館のまわりの散歩(当日次第)
7月10日(日)成都空港発8:05 南昌へ 900元
*旅行の注意
①防寒用のコート(平均気温は22℃ぐらいなので、薄いコートで十分です。)
日差しが強いので、サングラスや日焼け止めクリームの準備をお勧めします。
②一週間(7泊8日)の旅行なので着替えの服を十分ご用意ください。
③旅館では生活用品は提供しないので、歯ブラシ、歯磨き、タオル、石鹸などをご用意ください。
④天気予報によりますと、成都はこれから一週間雨が降りますので、傘をご用意ください。
⑤現金について、500元ぐらいの現金を持つと安心でしょう。成都市内ではATMが気軽に利用できます。
いよいよ明日は出発の日です。お忘れ物をなさらないよう、出発の前に上記の物(特にカメラ)をチェックしてください。
旅行について、何か不行き届きのところがありましたら、ぜひご指摘ください。
^_^ 学生なので、500元あったら十分と思うその質素さ。予約してくれた旅館は全部ユースホステルだ。ああ懐かしい。ユースホステルに泊まるなんて50年ぶりぐらいだ。
汶川(ぶんせん)は、四川省大地震の時被災した中心地。政府によって災害前の状態を完全に復元されたと言われるが、実際確かめてみたい。
カメラをぜひ持つように書くこの押しつけがましさも、学生ならではのかわいらしさだ。しかし、本物のガイドなら通用しないかもしれない。
これを読んで違和感を感じられた人はご一報ください。本人に言って聞かせますので~。
というわけで、一週間ほどこのブログはお休みします。