南昌にいるときから、(8・6はここに行く)と決めていたのが、『ロック出前寄席ライブ!8・6』だ。
昨年3月までFMCOCOLOの『南港MUSIC ENTERTAMENT』という番組があった。コアなポップスをかけるDJ上柴とおるさんの博識と話の面白さに惹かれて何年も聞き続けている聴取者が多く、私もその一人だった。
FMCOCOLOがFM802に吸収合併されて、上柴さんの『南港…』は惜しまれながら終わらざるを得ず、何ともやりきれない思いが残った。そんな思いを持つファンの一人バルタン亀吉さんが、
「上柴さん、うちの喫茶店で続きやってください。」
と申し出て、上柴さんも快くそれに応じた。ギャラは多分全然ないと思う(もしあったら、バルタンさんごめんなさい)。私は中国に行く準備で忙しく、結局一回しか参加できなかったが、今池商店街喫茶「日本一」のポップス「出前寄席」は、現在も1年半を経過して着実に続いているそうだ(毎月第3土曜日夕方から)。
上柴とおるさんは「上柴師匠」と呼ばれ、上方漫才でも十分通用しそうな話芸の持ち主だが、「師匠」の呼び名は、第二次大戦後の世界のポップスに深い造詣があることに由来すると私は理解している。様々なミュージシャンのライナーノーツも書いている(確か、マドンナのシングル盤のも書いてはったと記憶している)。誰も持っていない貴重なレコードを持ってきて、これまた持参のすごくいい音が出るプレーヤーでかけてくれはる。
世間から見たら、(それがどうした)と言われるかも知れないことにトコトン人生をかけている人である。
今回、8・6ライブを実現させたのは、いつもは「出前寄席」で上柴さんの音楽講義を聴いている人たちだ。ポップス「出前寄席」に集う人の中には、既に何十年も演奏活動を楽しんでいる人達がいる。
バンド名は
・サイケデリック定食(略して『さいてい』)
・酒呑童子
・レイジーホース
・シーザリアン・オペレイションということで、知っている人は万が一にもいるだろうか。
広島に原爆が投下された8・6にライブがあるのも何かの縁か。シーザリアン=ヒロさんは、“GANBAPPEー TOHOKU”のロゴ入りTシャツを着て登場。
6時頃スタート。
まず上柴とおるさんの「’60代後半夏のヒット曲」と銘打ったポップス紹介が嬉しい。ドアーズ、トロッグス、ジェファーソンエアプレーン、ジャニス=ジョプリンとかだったか。余りの懐かしさのため、ボーっとなって余り覚えていない。
レイジーホースに一人、歌うの大好き風女性がいた以外は、全部男性で、どのバンドも大阪の味が濃いオモロイバンドだった。最後に出てきたシーザリアン・オペレーションはギター、ベース、ドラムスの3人構成。「歌、下手でっせ。」と言いながら、めちゃかっこ良かった。お客さんも、長年ポップス、ロックを愛してきた人達ばかりで、関西洋楽ポップス文化の担い手たちだ。
(ああ、古巣に帰ってきた~)と嬉しいひと時だった。
この日は淀川花火大会の日で、阪急十三駅には各地から続々と浴衣姿の人々が詰め掛けてくる中、その流れに逆行して、フミちゃんと待ち合わせしている日本橋のDOORS IN HEAVENを目指した。夜10時半に再び十三駅に降り立つと、辺りはゴミだらけ。
世界の人々は(日本人はゴミを道路に捨てないすばらしいマナーの持ち主ばかりだ)と思っているのに、現実はそうはいかない。
昨年3月までFMCOCOLOの『南港MUSIC ENTERTAMENT』という番組があった。コアなポップスをかけるDJ上柴とおるさんの博識と話の面白さに惹かれて何年も聞き続けている聴取者が多く、私もその一人だった。
FMCOCOLOがFM802に吸収合併されて、上柴さんの『南港…』は惜しまれながら終わらざるを得ず、何ともやりきれない思いが残った。そんな思いを持つファンの一人バルタン亀吉さんが、
「上柴さん、うちの喫茶店で続きやってください。」
と申し出て、上柴さんも快くそれに応じた。ギャラは多分全然ないと思う(もしあったら、バルタンさんごめんなさい)。私は中国に行く準備で忙しく、結局一回しか参加できなかったが、今池商店街喫茶「日本一」のポップス「出前寄席」は、現在も1年半を経過して着実に続いているそうだ(毎月第3土曜日夕方から)。
上柴とおるさんは「上柴師匠」と呼ばれ、上方漫才でも十分通用しそうな話芸の持ち主だが、「師匠」の呼び名は、第二次大戦後の世界のポップスに深い造詣があることに由来すると私は理解している。様々なミュージシャンのライナーノーツも書いている(確か、マドンナのシングル盤のも書いてはったと記憶している)。誰も持っていない貴重なレコードを持ってきて、これまた持参のすごくいい音が出るプレーヤーでかけてくれはる。
世間から見たら、(それがどうした)と言われるかも知れないことにトコトン人生をかけている人である。
今回、8・6ライブを実現させたのは、いつもは「出前寄席」で上柴さんの音楽講義を聴いている人たちだ。ポップス「出前寄席」に集う人の中には、既に何十年も演奏活動を楽しんでいる人達がいる。
バンド名は
・サイケデリック定食(略して『さいてい』)
・酒呑童子
・レイジーホース
・シーザリアン・オペレイションということで、知っている人は万が一にもいるだろうか。
広島に原爆が投下された8・6にライブがあるのも何かの縁か。シーザリアン=ヒロさんは、“GANBAPPEー TOHOKU”のロゴ入りTシャツを着て登場。
6時頃スタート。
まず上柴とおるさんの「’60代後半夏のヒット曲」と銘打ったポップス紹介が嬉しい。ドアーズ、トロッグス、ジェファーソンエアプレーン、ジャニス=ジョプリンとかだったか。余りの懐かしさのため、ボーっとなって余り覚えていない。
レイジーホースに一人、歌うの大好き風女性がいた以外は、全部男性で、どのバンドも大阪の味が濃いオモロイバンドだった。最後に出てきたシーザリアン・オペレーションはギター、ベース、ドラムスの3人構成。「歌、下手でっせ。」と言いながら、めちゃかっこ良かった。お客さんも、長年ポップス、ロックを愛してきた人達ばかりで、関西洋楽ポップス文化の担い手たちだ。
(ああ、古巣に帰ってきた~)と嬉しいひと時だった。
この日は淀川花火大会の日で、阪急十三駅には各地から続々と浴衣姿の人々が詰め掛けてくる中、その流れに逆行して、フミちゃんと待ち合わせしている日本橋のDOORS IN HEAVENを目指した。夜10時半に再び十三駅に降り立つと、辺りはゴミだらけ。
世界の人々は(日本人はゴミを道路に捨てないすばらしいマナーの持ち主ばかりだ)と思っているのに、現実はそうはいかない。