ああ、ホンマにやかましい。
朝から今(夜9時過ぎ)まで、爆竹や花火が遠くで、また近くでパンパンバンバン鳴ること鳴ること。
外国人教師宿舎前の道路でも、さっきから大声で浮かれて騒ぐ学生達の声が続いている。反対側の道路からは、いつもの店屋のBGMとカラオケの音、そして車のクラクションとバンピング音だ。

さっき、麦廬園から4年の範さんたちが、
「先生!月が丸々としています。ここ10年間で最も丸い月です。」
と、興奮して電話してきた。ついて行けない。
彼女たちはこの夜9時に図書館から出て来て、丸い月を発見し、キャンパス内の賑やかな爆竹で心が舞い上がり、今から月餅を買いに行くんだそうだ。
私には騒音に過ぎないものが、中国の人々には、嬉し楽しいお祭りの音楽なんだなあ。
どれどれとベランダに出て見たら、あら、ホント。丸い月が出ている。
この月だけは、シンとしてくれている。記念にパチリ。南昌の中秋の名月だ。