毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「グナアの呑気な生活」2015年6月11日(木)No.1380

2015-06-09 20:52:16 | がんばろう沖縄

「海と風の宿」の飼い犬、グナアは人が起きてくると、

クウン、クウンと鳴いて如何に自分が散歩を待ち焦がれているかアピールします。

仕方がない、今日も暑いが、行くしかありません。

先日洗濯物を取り込むときにテーブルから落下し、

それ以来右足薬指の腫れも引かないのですが、

足を挽きずりながら出発しました。

グナアの糞袋を片手に、もう片方にはデジカメを持って。

見てください、リードをぐいぐい引っ張りながら闇雲に進む

散歩の躾の行き届いていないこのワンちゃんを。

そのくせ、本人もどこに行くか、計画も立てていないのです。

 

ここんとこ毎日朝は瀬嵩の浜コースを歩くように私がコントロールしています。

朝の海の海保と抗議船の様子を見るためです。

波打ち際には今日もカニやヤドカリをはじめ、いろんな生物が動いていました。

 

↓フロートとオイルフェンスの向こうに見えるのは海保のゴムボート。

カヌー隊の人に聞いた話、ゴムと言ってもとても分厚くて固く、鋼鉄のようだそうです。

500馬力のエンジン2つを搭載して、

カヌー隊が四苦八苦しているフロートとオイルフェンスを

何の苦も無く一瞬で越えてきます。

海上をバリバリ喧しい音を立てて蛇行するこのゴムボートは

まさに海の暴走族と言えるでしょう。

向こう側の白いビルはキャンプシュワブの米軍基地の建物です。


↓ボーリング工事用のクレーン船などが見えます。この海の底で貴重なサンゴが

押し潰されています。

 

美ら海とその破壊者。

 

↓散歩はこの曲がり角を瀬嵩公民館の方に曲がり、宿に着きます。

3つあるバナーのうち2つは基地建設反対のものです。

 

今日も浜から海保の慇懃無礼な

「危険水域・・・立ち入り禁止・・・、ご協力お願い・・・」の声が聞こえてきます。

カヌー隊を立ち入り禁止にする傍ら、

立ち入り禁止水域で泳いだり、モリを持って魚取りをするアメリカ兵には

なんにも言わない海上保安庁。日本はアメリカの従属国としか言いようがありません。

日本政府がひたすらにそれを望んでいるのです。

 

さて、瀬嵩の浜の抗議活動も一週間ほど続いていますが、

昨日、今日と私はそちらに参加せず、宿の草刈りを決行しました。

ベルトのない草刈り機は大変使いづらかったのですが、

あまりの草ぼうぼう状態をいつまでも放置できません。

新基地建設強行への抗議を聞きつつ、庭全部の草を刈りました。

↓グナアさん、大喜びでゴロンゴロン。

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「お客が盛り上げる宿・その1」2015年6月9日(火)No.1379

2015-06-09 19:01:38 | がんばろう沖縄

「海と風の宿」のシーサーその1

名護市瀬嵩の浜の「海と風の宿」には次々と凄いお客さんが泊まりに来ます。

先日の岐阜の女性4人組は4人で常に議論しており(言い合いではない)、

いつも複数の人が同時に喋っているので

何を言っているのか聞き取れないことも多々ありました。

驚愕したのは、その中の一人が台所で、

解凍したきびなごをたれも何もつけず頭からちゅるんと食べてしまったことです。

私は自分の見たことがにわかには信じ難く、

「あの、頭も全部食べたんですか」

とボケた質問をしました。

その人(スミさんとしておきましょう)は、「そう、美味しいよ」とか言って

もう一匹、頭からちゅるんと食べました。

(岐阜ではそうして食べるのかあ)と思いましたが、他の3人は強く否定しました。

サッと茹でてポン酢でいただくのが一般的だとのこと。

今でも、スミさんがまるでアシカかオットセイのようにきびなごを丸のみした様子が

ありありと目に浮かんできます。

岐阜県人、侮りがたし。


4人は全国母親大会に毎年欠かさず参加しているそうです。

私は自分が母親であるにも拘らず、その会にはほとんど関心を抱かず、

その会ができたきっかけも知りませんでした。

母親大会はビキニ環礁でのアメリカの水爆実験と

第五福竜丸の23名の漁船員の被爆(アメリカによる日本人の第三の被爆)をきっかけに

平塚らいてふが原水爆禁止の訴えを呼びかけ、

世界母親大会への参加へとつながったものだそうです。

今年も8月1日、2日の二日間神戸で「日本母親大会」が開かれるそうです。

基地問題の分科会もあるとのこと、

私も生まれて初めて参加しようと思います。

 

そんな4人が海風に宿泊したのは、辺野古の新基地建設反対闘争に

参加するためでした。

6月3日は早朝から夕方まで座り込み行動に参加した4人組は

反省会で自分の意見も述べ、話し合うことで現場の厳しい状況も理解して

宿に戻ってきました。

4人とも戦後民主主義の子ども達なんだな、と感じ入りました。

こんな日本人が日本にもっとたくさん居たらなあ……。

空気読む人ばっかじゃどうにも打開しようがない日本社会のムードですよねえ。

 

「海と風の宿」のシーサーその2

 

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