「海と風の宿」の飼い犬、グナアは人が起きてくると、
クウン、クウンと鳴いて如何に自分が散歩を待ち焦がれているかアピールします。
仕方がない、今日も暑いが、行くしかありません。
先日洗濯物を取り込むときにテーブルから落下し、
それ以来右足薬指の腫れも引かないのですが、
足を挽きずりながら出発しました。
グナアの糞袋を片手に、もう片方にはデジカメを持って。
見てください、リードをぐいぐい引っ張りながら闇雲に進む
散歩の躾の行き届いていないこのワンちゃんを。
そのくせ、本人もどこに行くか、計画も立てていないのです。
ここんとこ毎日朝は瀬嵩の浜コースを歩くように私がコントロールしています。
朝の海の海保と抗議船の様子を見るためです。
波打ち際には今日もカニやヤドカリをはじめ、いろんな生物が動いていました。
↓フロートとオイルフェンスの向こうに見えるのは海保のゴムボート。
カヌー隊の人に聞いた話、ゴムと言ってもとても分厚くて固く、鋼鉄のようだそうです。
500馬力のエンジン2つを搭載して、
カヌー隊が四苦八苦しているフロートとオイルフェンスを
何の苦も無く一瞬で越えてきます。
海上をバリバリ喧しい音を立てて蛇行するこのゴムボートは
まさに海の暴走族と言えるでしょう。
向こう側の白いビルはキャンプシュワブの米軍基地の建物です。
↓ボーリング工事用のクレーン船などが見えます。この海の底で貴重なサンゴが
押し潰されています。
美ら海とその破壊者。
↓散歩はこの曲がり角を瀬嵩公民館の方に曲がり、宿に着きます。
3つあるバナーのうち2つは基地建設反対のものです。
今日も浜から海保の慇懃無礼な
「危険水域・・・立ち入り禁止・・・、ご協力お願い・・・」の声が聞こえてきます。
カヌー隊を立ち入り禁止にする傍ら、
立ち入り禁止水域で泳いだり、モリを持って魚取りをするアメリカ兵には
なんにも言わない海上保安庁。日本はアメリカの従属国としか言いようがありません。
日本政府がひたすらにそれを望んでいるのです。
さて、瀬嵩の浜の抗議活動も一週間ほど続いていますが、
昨日、今日と私はそちらに参加せず、宿の草刈りを決行しました。
ベルトのない草刈り機は大変使いづらかったのですが、
あまりの草ぼうぼう状態をいつまでも放置できません。
新基地建設強行への抗議を聞きつつ、庭全部の草を刈りました。
↓グナアさん、大喜びでゴロンゴロン。