瀬嵩の浜から振り返って見たヤンバルの森。
梅雨も明け、連日30度を超える名護地方です。
先週から連日瀬嵩の浜での抗議行動が続いています。
昨日は宿の掃除がまだ片付かない11時半、抗議団の声に誘われて、
浜まで走って行ってきました。
ちょうど辺野古ブルー(カヌー隊)が拘束を解かれ、浜に引き上げてきたところでした。
浜辺で応援する人々は50人くらだったでしょうか。
「沖縄県市民会議」の旗が翻っていました。
辺野古ブルーの最年少19歳の少年が挨拶しました。
「僕は海が怖い。海保が怖い。怖くて吐き気がするほどです。
でも、応援してくれる人たちのことを想い、毎日カヌーに乗っています。」
少年は普段、明るくてそんな風には見えない、と
宿に戻ったカヌー隊のチバさんが教えてくれました。
チバさんは百戦錬磨の大ベテランです。
年金生活の中、毎月、ピーチやジェットスターなど格安航空機に乗って来て、
格安宿の「海と風の宿」に10日から2週間ほど滞在し、
毎日カヌーを漕いでは海保と直談判の交渉をしています。
「税金で1個が1万6千円もするフロートを買うなど、ぼくは認めない。
僕の税金分として3個ほど家へ持って帰るよ」
などと冗談を言うと、海保の指揮官が
「それは困ります」
と言ったなど、毎日の海での出来事を聞くのが私の楽しみです。
昨日の19歳の少年は、ここ辺野古で、
踏ん張ることの苦しさ、大切さを学んでいます。
まるで辺野古は若者たちの学校のようだと私は思います。
この「海風」にも4日前広島の19歳のフリーターの女性が投宿しました。
16日間、座り込みとカヌー隊で頑張るため、荷物まで送ってきました。
全国の若者たち、どんどん辺野古にいらっしゃい。
辺野古は人生で最も大切なことが学べる学校です。
↑自転車で「わんさか大浦パーク」に買い物に行く途中、見つけました。
あちこちに基地建設反対のバナーが掲示されています。