↑夕方、日本語力低迷に悩むKさんへの特訓後、キャンパス住宅棟の一角にある
小売店で買った露地苺。自然な酸味とかなりの甘みが融合し、実に美味しかったです。
これを食べると、日本の巨大なハウス苺が人工のお菓子のように感じられます。
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今日、3年生の教室に行くと、教卓の上に一枚の書類が。
読むと他学科のある学生たち2名への処分通達書のコピーでした。
(わざわざコピーしてあちこちの教室に置くのはどうしたことか)と読むと、
それは見せしめのためでした。
処分理由は、「寮で電気毛布を使ったことで、
安全で文明的な学習生活環境に悪影響を与えたため」とのこと。
しかし、学生寮は教師の住宅に比べ、お湯暖房があまり効かず、
特に、北向きの部屋は相当寒いようです。
確かに、電気毛布やドライヤーの使用は火事の原因になるので、
大変危険だとは言われます。
しかし、許容量を超えての電気使用には、
ブレイカ―を落すなどの対策を取ればいいだけではないでしょうか。
ほんのちょっとの改善もせずに、
「まず、とにかく決まりを守れ!」といった高圧的態度がはっきりしています。
この処分によって、2名の学生は名前を方々にさらされただけに留まらず、
党員になる資格取り消しと、今年度の奨学金をもらう資格がなくなりました。
(党員資格は公務員などの就活でプラスポイントになり、
取りあえず党員になりたい学生は多くいます。)
ところで、大学構内のスーパーでは、
12月に小さいサイズの電気毛布を何枚も売っていたのです。
前任の江財大でも、確かに電気毛布は使用禁止だったし、炊飯器もダメでしたが、
それに違反した者を厳しく処分したという話は一度も聞きませんでした。
学生の学習生活環境を物理的に整えるよりも、
貧しい学習生活環境について有無を言わさぬよう、
上からの統制によって現状維持するのが、この大学の特徴の一つです。
こんな大学は中国でも珍しいのではないでしょうか。