毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「バリの浜辺で結婚前夜パーティー」No.2147

2018-07-28 01:57:39 | 亜細亜

まるで普段の私と関係ないムードのバリの夜です。

でも、満月はいつもと同じでした。

北京、上海、その他中国各地、そして日本の大阪から

余立君さん(私の教え子)と周鄭川さんの明日の結婚式に出席するため、

40人もの人々がバリに集まりました。

私は夕方5時半に着いたのですが、

他の人たちは朝7時ごろ既に到着し、だだっ広いホテルの敷地を散策したり、

バリの海老を食べたりして楽しんでいた様子です。

 

 

バリはどれほど暑いだろうと思いきや、

今は一年で最も寒い時期なのだそうです。

(今日は26-28℃)

うっかりしていましたが、バリは南半球にあるのでした。

 

空港まで迎えに来てくれた滕 碧霞さんとホテルに行くと、

まもなく結婚前夜のパーティーがホテルの広い敷地にある浜辺で始まりました。

 

下は余立君さんとお母さん。二人とは昨年夏の敦煌旅行以来初めて会います。

お母さんは今、雲南省でダンス教室をしているそうですが、

1960年代はじめの幼少の頃、

「また日本が攻めてきたら、なんとしても生き延びるために

いろんなものを食べられるように訓練する。」

と元軍人のお父さんに躾けられ、ゴキブリまで食べさせられた逸話は

忘れることが出来ません……。

可愛いお嬢さんたちも、もう25歳になりました。

18歳で大学に入学してから、もう7年も経ったのです。

私も歳を取りました。

 

余立君さんの次は私の番だ!と花を持って張り切る滕 碧霞さん。

しかし、恋人はいません。

私が「失礼なことかも知れませんが、恋愛をしたことはあるのですか。」

と尋ねると、

大きい声で「ありますよ~!」と。

大学一年のときに高校時代の同級生と付き合ったけれど、

あまりにも相手が子どもっぽいので、滕さんはまるでお姉さんのように

「ちゃんと勉強しなさい」

「もう、○○は終わったの?」

などと口やかましく言っているうちに終わったそうです。

それ以来、恋愛をしたことはないと。

しかし、その経験は本当に恋愛と言えるのでしょうか???


上海の人民公園の一角には、「見合いコーナー」というのがあるそうです。

どんなことをするのかと言うと、

子どもに恋人が見つからないのを焦る親たちが

傘に自分の子どもの特徴や条件、様子を書き、

「条件に合う人は連絡ください」とぶら下げるのだそうです。

滕 碧霞さんの両親は働いているので、

娘のためにそんなことをする暇はないし、

まだ慌てて結婚しなくてもいいと言ってくれるので

自分も全く焦っていないとのこと。


以前、帰国者二世の方から、

「昔の中国は20歳越えたらほとんど皆結婚するので、

25歳でまだ結婚していない女性は『大年増』と烙印を押され、

性格か何かに欠陥があるのではないかと噂されたものです」

と聞いたことがあります。

この点でも中国は大きく変化しています。

昔は日本もその傾向があったようですよね。


↓ホテルの部屋に戻ると、余立君さんと周鄭川さんからの

丁寧な挨拶カードがおいてありました。

歯を磨きながら感動する滕 碧霞さん。

コメント (2)
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