毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「国慶節の日に、ほんこんで」No.2437

2019-10-01 23:54:43 | 民主主義について

(現在中国でデリケートな名詞はひらがな表記にしてあります)

今日、10月1日、中国本土は国慶節です。

1949年10月1日、北京の天安門で毛沢東が中華人民共和国樹立宣言をした記念日に、

ほんこんの人々は民主主義が制限され、自由が奪われていく事態を阻止するため、

生きるか死ぬかの闘いをしていました。

そして、デモに参加していた高校生が一人、

至近距離から実弾で撃たれて重態だそうです。

この間の香港の事態に対して、

中国本土の人々は、私の知っている限り非常に批判的です。

と言うか、北京政府の情報を正しいと信じているのです。

情報の制限がどんなに人々の客観的判断を誤らせるか、

アベ政権下の日本人も他人事ではありません。

 

一方、台湾ではほんこん支援の大規模デモが9月29日に行われました。

台北市だけでも10万人が参加したそうです。

    香港を応援するデモ(写真撮影:看中国/陳可仁)

   香港を応援するデモ(写真撮影:看中国/陳可仁)

     香港を応援するデモ(写真撮影:看中国/陳可仁)

その日は、全世界19国の42都市で

「全世界連携、全体主義に抵抗する」活動があったそうですが、

日本ではどうでしたか。

 

写真ははVISION TIMES 看中國さんの

香港を応援するデモ 台湾10万人が参加」からお借りしました。 

    香港を応援するデモ(写真撮影:看中国/陳可仁)

9月29日台北デモの動画:

【回看-台灣新聞】 929港台大遊行-20min 縮時影片

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「中国式の祝いは半端じゃない」No.2436

2019-10-01 00:02:12 | 中国事情

いつの頃からか、私は自分の誕生日について

「人生の時を刻む過程で(そうか、今日から○歳なんだな)と気付く日。

その程度で十分」と感じてきました。

しかし、日本や中国を含め、多くの社会では誕生日を祝う習慣があります。

そういうわけで、私の誕生日を祝ってくれる場合、

自分の定義との落差を感じつつも、

(ありがとう。私のことを親しく思って祝ってくれるのね)

と感謝するのみです。

昨日、私にガミガミ叱られた殷雪珂さんは、

今日の私の誕生日のために、以前さりげなく私の好きなアニメを聞いて、

「犬夜叉」や「もののけ姫」などからいくつもの画面を切り抜き、

写真にして会場の教室一杯に張り巡らしてくれていました。

ネットショップでやってもらったら今日の会に間に合わないので、

菏澤の街のあちこち探しまわって印刷してもらったそうです。

それが昨日の午後4時半以降の〈秘密の用事〉だったのでした(涙)。

風船がくっついて方形にになっていますが、

よく見たら一つひとつ、両面テープでくっつけてあるのです。

これも昨夜、何人かで2時間ぐらいかけて作ったんですって。

 

中国のバースデイケーキの大きいのにはいつも驚嘆します。

今回のは遠くから見るとちょっとお寿司に似ていました。

周りをチョコレートで囲ってあるのが海苔のように見えたのです。

「おめでとう」の字は手本通りにケーキ屋さんが書いたそうです。

去年、4年生(当時)が私を手作りケーキの店に連れて行ってくれて

皆でケーキを作り、

教室で待つ2年生たちと一緒に誕生祝いをしてくれたことを思い出します。

ケーキのろうそくに着火したら

ロケット花火みたいな火が噴出して可笑しかったことも。

なんだ、毎年ちやほやされてるな、わたし(汗)。

この間入学したばかりの子たちが、もう3年生と2年生になっているので、

私もその分歳取っているわけです。

「走馬灯のように」なんてのんびりした速度ではありません。

高速洗濯機がグルグル回っているレベルの速さです。

2年生の張萍さんが昨日描いた犬夜叉。

圧巻はビデオレターです。

イギリスのリーズ、日本の京都、黒竜江省ハルビン、江蘇省、青島、

広西チワン族自治区、菏澤の図書館から(笑)と、まあ、

卒業生+趙祖琛さん(青島大学へ内地留学)たちからの

動画メッセージが次々と画面に映し出されるではありませんか。

イギリス・日本・中国の大学院に進学した人たち、

もう来週には日本に留学する人、

来春日本に留学が決まって準備している人、

高校生に日本語を教えている人、

今年の12月に再度大学院を受ける人、等々

元気にやっている教え子たちの姿を見ると

深く胸に沁みていくものがありました。


先輩たちにビデオレターを送ってと頼んだり、

日本語学部在校の皆にあれこれ連絡したりと、秘かに準備をして、

挙句に私に怒鳴られた(本当に申し分けなかったです)

殷雪珂さんは左手前の人です。↓

その隣で張新禹さんが苦しそうな表情をしているのは、

実は、朗々と「レモン」を歌っているのです。

右で2年生の張萍さんが食べているのはヒマワリの実です。

私は昨年12月、それを食べていて前歯が欠けました……。

ありがとう、私の学生の皆さん。

ありがとう、卒業生の皆さん。

全力でお祝いしてくれたこと、心に深く刻みます。


日本の岡山から山西省のキウイを送ってくれた王康さん、ありがとう。

ハルビンから煙台の実家で作っている蜂蜜を送ってくれた遅芮さん、ありがとう。

江蘇省から、使い方がよくわからないけど、

腰を暖める装置を送ってくれた閻小玲さん、ありがとう。

      ありがとう、みんな!! 

コメント (6)
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