毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「さようなら中国」No.3917

2020-07-08 23:46:38 | 反戦平和

↑菏澤学院メインビルディング。旗は係の学生たちが軍隊式に恭しく掲げているのを見たことがあります。毎日やっているのかどうか分かりませんが、そういうのを見るたびに不愉快になったものです。日本でも「国旗掲揚!」と聞くと心中(ちっ!)と舌打ちしていたので。

先週末で全ての成績をつけ、データを大学に送付して

私の仕事は完全に終わりました。

あとは宿舎に放置してある私物が最大の問題でしたが、

いつも何かと私を助けてくださっていた日本語学部の李先生が

外事処のMr.張と一緒に我が宿舎に行って荷造りし、

船便で送ってくれると申し出てくれました。

いや~、実に感謝感激です。

甚く感激しながらも私は、

その船便の代金は大学が払ってくれるよう冷静に要請しました。

5年間の大学への貢献と成果、

そして今学期英語学部の外国人教師が、

授業をしないで給料を100%支払われたのは

コロナの所為ですからいいとして、

私は日本にいながら教科書もないのに自分で授業内容を組み立て、

いつもの学期と遜色ないネット授業を提供したのだから

船便代ぐらい払うに値するはずだと交渉したのです。

それも外事処のMr.張が意外なほど快く承諾してくれたので、

今までいろいろあった大学ですが、

最後は温かい気持ちでさようならが言えます。

最後に、去年の7月初めのキャンパスの写真を見て

お別れしましょう。

↓大学のあちこちに「公安」=ポリスボックスがあります。

ポリスボックスと言っても警察官ではなく、ガードマンの身分です。

手前の麦藁帽のおじさんは、掃除スタッフ。年輩の方が多いです。

↓この時期は、寮を去る学生たちが荷物を家に送るので

各寮の前はごった返します。

今年から外国語系では3年の期間が終わると

もう授業がなくなるので、

3年生も泣いてクラスメートと別れ、

荷造りして家に帰ったそうです。

荷物の袋に直接住所を書くのがいかにも中国風。

↓この大学の魅力は豊かな樹々です。

この柳の下を歩くのが好きでした。

↓果実がなる木って、見るだけでもワクワクしました。

これからも毎年、木々は実をつけることでしょう。

↓外国語系ビルには

このような謳い文句があちこちに掲げられています。

「母語、外国語、言葉と言葉、手に手を取って世界を翔けよう」

↓教室の私の手書き掲示物①

↓掲示物②ひらがな曲線が苦手な学生が多いのです。

↓私の宿舎脇道路は小学生の通学バス乗り場があり、

昼に帰ってご飯を食べ、昼寝の後でまた登校していました。

アイスを食べながら、バスに乗ろうとしている小学生の男の子。

↓宿舎の台所から見たゴミ収集車。男性が運転し、女性がせっせと

ゴミ収集の仕事をしていました。中国の女性たちは働き者です。

↓駐車場でくつろぐ家族。日本で駐車場でここまでのんびりする家族いますかね?

↓雨が降ったらすぐ溜まるのが我が宿舎近辺。菏澤市内で最も水がたまる低い地域なんだそうです。この写真は排水溝に雨水が流れ込んでいるのでまだ問題ない段階です。膝上までの水を漕いで授業に行ったこともあります。

↓年々、糞の付き方が少なくなってきた卵。消費者の要望ですかね。その分高値になってきたような気がします。

↓何と言っても懐かしいのがこのインスタントコーヒー。右は日本から持参したもの。左の雀巣コーヒーはめちゃ高いのです。日本ではインスタントコーヒーは飲まないので、これを大切に飲んでいた日々が懐かしく思えます。

まだいくらでも写真はあるんですが、

そのうち保存したまま、埋もれてしまいそうな予感が(笑)。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする