香港の17歳の少年ウオン君(と言っても大学生)が言った言葉だ。
「ニューヨーク・タイムズ」紙のインタビューに応え、
「学生たちは、それぞれの時代において、民主主義の最前線に立ち、
自分たちの時代の要求に応えていく責任があります。
もし学生が前線に立たなければ、ほかに誰ができるでしょうか?」
と述べている。
時代を切り開く次代の力をつくづく感じる言葉だ。
青臭いと言うなかれ。鼻先で笑うなかれ。
この言葉の奥には、
全ての人のためのより良き世界を実現しようとする、美しい心があるのだから。
そんな心が、人間の歴史を前進させてきたのだから。
私たちはそんな歴史の積み重ねの上に、
今を平和に暮らせているのだから。
―――――――THE HUFFINGTONPOSTより一部の文(青色文字)と写真全てを転載させてもらいます。http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/03/hong-kongs-umbrella-revolution-has-a-truly-complex-leadership_n_5930528.html?utm_hp_ref=tw
下の写真は他のデモ参加者たちとともに「連帯」のジェスチャーを行うウオン氏。
彼は2011年5月、15歳にして、中学生を中心とした学生組織「学民思潮」(スカラリズム)の創始者となった。
そして2012年には、香港に中国寄りの「道徳心と愛国心を重視する」学校教育を導入する計画を中止させることに成功した。
ウオン氏はスカラリズム運動で12万人の中高生を集め、街頭占拠デモやハンガーストライキなどを組織したことで、一躍有名になった。
現在は大学生となったウオン氏は今年9月、香港の複数の大学で起きた授業ボイコットを指導した。
この運動は、学校以外のさまざまな領域でのストライキや抗議活動の引き金となり、
最終的には、香港のビジネス中心街である中環(セントラル)地区の大部分を占拠する
中環占拠(オキュパイ・セントラル)活動につながった。
2017年の香港行政長官選挙における公平な普通選挙の実現を目指す、
市民の不服従運動だ。
若者たちの顔・顔・顔……。
亡きマンデラ氏の顔のTシャツを選んでこの日のデモに参加した若者。
普通のお嬢さんたちが、自分で選択して参加している。
カップルも参加。
" Fight for Our Futue"「私たちの未来のための闘い」
やっぱ、大人も混じらないとね♡ おばちゃん・おじちゃんたちが参加すると、
座が和むって言うか(笑)。
いろいろな人たちが参加している様子。
ネイザンロードに駐車されたバスのウィンドウには、
学生による署名入りのメッセージがあった。
「ご迷惑かけてごめんなさい。香港が非常事態にあることはご存知のことと思います。
どうぞお許しください」
破壊された警察車両に残されたメッセージ。
「すみません。誰がこれをやったのかわかりませんが、私たちは
アナーキスト(無政府主義者)ではありません。民主主義を望んでいるのです」
催涙ガスを使わないで、と訴えるメッセージ。
ネイザンロードで、ボランティアがゴミを集めている。
「ゴミと一緒に梁振英(現在の行政長官、わずか689票で選出されたことから
「689」との蔑称がつけられている)も集めましょう」
無料で提供されている品々。
この音楽家たちは、映画「レ・ミゼラブル」で使われた
「民衆の歌(Do you hear the people sing?)」を演奏していたという。
今回の香港のビジネス中心街である中環(セントラル)地区の
大部分を占領する中環占拠(オキュパイ・セントラル)活動が、
どのような質を持ったものなのかが写真から伝わっている。
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