自民党衆院議員の宮崎政久という人が、
昨年12月に開催された保守系議員の勉強会で、
「県民投票条例への対応」や「地方自治法の解釈について」
と題した資料を作成し、市町村議員に「県民投票の不適切さ」を訴えて、
「予算案を否決することに全力を尽くすべきである」と呼び掛けていました。
宮崎政久衆院議員(比例九州)
この指南書が沖縄の自民党議員などが県民投票に反対する際の
「後ろ盾」になったことは明らかだと言われています。
しかし、この「指南書」の論拠は
木村草太さん(首都大学東京教授)、井上禎男さん(琉球大学法科大学院教授)など
法専門家から否定されています。
「木村草太氏が緊急寄稿『県民投票不参加は憲法違反』」https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/368131
「宮崎氏解釈を疑問視 法専門家『予算執行は義務』」 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-861708.html
県民投票実施の事務手続きを市町村が拒否して
県民の投票権を奪うことが、どれほどあり得ないことかは、
例えば国民投票に置き換えて考えた時、
私のような素人でもたちまち分かります。
国民投票の事務手続きを国から委託された都道府県が
拒否したりできるかっていうことです。
政府自民党は徹底的に沖縄の民主主義を圧殺するつもりです。
それに対して沖縄県民は懸命の訴えを6つの市役所まで出かけて訴えてきました。↓
↑宮古島市民は市議会前での抗議行動。
↑読谷村では毎日スタンディング。
県民投票をしてほしいという希望が各市の市民60~70%以上であるにも拘わらず
「議会の決定は重い」とか言って市長が拒否したことは
本末転倒もはなはだしいことです。
市議会議員は市民が選ぶんですよ。
その肝心の市民の意志は軽いんですかね。
身体を張るしかない、と決意して昨日からハンストに突入したのは
県民投票代表の元山仁士朗さん(27歳)です。
元山さんは宜野湾市民ですが、宜野湾市長は県民投票を拒否しました。
このままでは、元山さん自身も県民投票ができません。
実は玉城デニー知事も、沖縄市が拒否するのでこのままでは投票できないのです。
沖縄の民主主義潰しは日本の民主主義潰しに他ならず、
主権在民の原則を真っ向から否定することは
日本を「国家権力はどんな無理を人民に押し付けてもいいのだ」という
戦前の暗い怖い国に戻すことです。
決して他人事ではありません。
ホワイトハウスへの署名に続き、
私たちができるもう一つの沖縄県民支援の署名活動があります。
「20万筆を越えた米ホワイトハウスの請願署名に続こう!
すべての沖縄県民に県民投票の権利を保障してください」
発信者:shoichiro eto 宛先:沖縄県内の全市町村議会および首長
県民投票の実施を求める9万2848人の署名が集まり、これを受けて県議会は条例を制定しました。ひとつひとつ手続きを重ねて実施が決まったのにもかかわらず、このままでは住んでいる場所によって、投票権を行使できる人とできない人とが生まれることになります。
選挙によって選ばれた首長と議会が自治の車の両輪で、それを補い、地方政治の重要事項に住民の意思を直接反映させるために、県民投票などの仕組みが用意されています。このことからも、実施が決まった県民投票の機会を首長と議会が奪うことは、住民の意思を反映させることを拒むようなもので、日本に暮らす国民として看過するわけにはいきません。
米ホワイトハウスの請願書サイトで、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事中止を求める請願書に賛同する署名が20万筆を超えました。署名運動は日本国内でタレントのローラさんらが賛同を表明したほか、海外でも英ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさんが署名を呼び掛けるなどの盛り上がりを見せ、世界的な注目を集めようとしています。この盛り上がりに続き、民主主義と地方自治を守るため、「沖縄県民投票」にすべての沖縄県民が等しく参加できるように、沖縄県内の全市町村で実施されることを求めます。
*下の長いリンクをドラッグ(マウス左ボタンを押しながらマウス移動する)して右クリックすると、このサイト(change.org)に移動する項目が表示されるので、それを左クリックしてください。
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https://www.change.org/p/%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C%E5%86%85%E3%81%AE%E5%85%A8%E5%B8%82%E7%94%BA%E6%9D%91%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E9%A6%96%E9%95%B7-20%E4%B8%87%E7%AD%86%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%9F%E7%B1%B3%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%AB%8B%E9%A1%98%E7%BD%B2%E5%90%8D%E3%81%AB%E7%B6%9A%E3%81%93%E3%81%86-%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C%E6%B0%91%E3%81%AB%E7%9C%8C%E6%B0%91%E6%8A%95%E7%A5%A8%E3%81%AE%E6%A8%A9%E5%88%A9%E3%82%92%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84?signed=true
この国の民主主義は死んでいます。
メディアも頼りにならないからもうみんなで行動するしかない!と、山梨で安保訴訟を起こしている人が訴えています。いま、そんな情けない状態なのだと思います。
今や、一人ひとりが努力し、繋がることでしか日本の民主主義を再生させることはできませんね。一人の人間が不正・不義にどのように立ち向かったかを、子どもや孫が必ず見ていると思います。
山梨の安保訴訟、できるかぎり応援します!