ひろゆきさんという人がYOU TUBEで
「ハマスもイスラエルも人を殺したんだからどっちも悪い」
と言っていますが、私はその考えに与しません。
この意見は大人が子どもによくやる喧嘩両成敗のようなものですが、
そもそも子どもの喧嘩であっても、はじめに仕掛けた(原因を作った)方が
先に謝るのが筋です。
パレスチナ紛争の原因は、
今年10月7日にハマスが1200人を殺したことに端を発するのではなく、
もっともっと以前の1948年、
パレスチナ人が暮らしていた土地にイスラエルがむりやり国家を作って
パレスチナ人を追い出し、
(今のガザ地区に住むパレスチナ人の75%がその時追い出された人々の子孫)、
国連の妥協案にも従わず、70年以上にわたって
勝手に入植(侵略)を進めてきたことです。
あるパレスチナ人が、酷いことをするイスラエル兵士に、
「私たちだって同じ人間なのにどうしてこんな酷いをしうちをするんだ!」
と、抗議した時、その兵士は
「お前たちは人間じゃない、パレスチナ人だ」
とせせら笑ったそうです。ネタニヤフの「人間の格好をした動物」と同じです。
下のTBS動画にはイスラエル入植者の暴力の実態が曝け出されています。
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「僕たちだって人間なのに」イスラエル人入植者による“日常的な暴力”…パレスチナ人の“心の傷”を癒す日本人心理士【DIGドキュメント×TBS】
従って、私はひろゆきさんの「どっちもどっち」などという立場は
歴史を切り捨てた筋道の立たない幼児的発想だと断定します。
ところで、パレスチナのためにできること
その2:イスラエル製品&イスラエル支持国家製品を買わない。
トルコをはじめ中東諸国は国を挙げてこれをやっていますね。
さて、日本ではどんなイスラエル製品が出回っているかネットで見てみると、
ネスレ・ジョンソン&ジョンソン・プーマ・サボンSABON(化粧品)を始め
あらゆる分野にイスラエルの商品があるのでリストアップするのが困難です。
ですので、商品を買う際にどこの国のものか一つ一つチェックするのがいいですね。
ヨーロッパではフランス政府が2016年12月から、
イスラエル「入植地」原産のものはその旨表示すべしとしているそうです。
これは国際法違反であるイスラエルの「入植」を非難する意味があり、
具体的にこういう施策を講ずることのできる国は羨ましいです。
国民の力が政府の背中を押しているのですね。
私たち日本の民ももっと力が欲しい……。
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【フランス】政府、イスラエル「入植地」の原産地表示を指示。EUガイドラインの初の実施国 | Sustainable Japan
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