先々週から今までかかって、試験問題がほぼできました。
あと2科目は1年会話と4年のビジネス会話なので、自由裁量です。
最終授業時に口頭試験(1年は自己紹介と質疑応答、4年は大学最後のスピーチ)と
軽めのペーパー試験をすることにしたので、ま、問題ないです(笑)。
自分で自分に「12月3週までに仕上げるんだ、わかったな」と言い聞かせ、
急かし、焦らせ、こぎ着けたのが下のものです。
実は、まだいつまでに作れという期限は大学から通達がありません。
中国では何でも間際に突然言われるので、
(例:「試験問題作成は明後日が締め切りです。」とか)
自分がしっかりしないと、後々、心臓に悪いということが
身にしみて分かってきたため、
このように用意周到な(笑)準備をするようになりました。
若い頃は、本当にギリギリにならないと
始められない人間だったのです(テストも一夜漬けばかりでした)。
それにしても、
こんなに多くの科目を担当しているのは日本人教師だけです。
中国人の先生方は、時間数は多いけれど受け持つ科目は少ないので、
試験問題作成は、ものすごくのんびりしています。
つまり、私は各学年を網羅して、
毎週1回しかない科目を6科目担当していますが、
中国人教師は、1・2年か3・4年に分かれ、
例えば1・2年の先生は、
1年の日本語精読か2年の日本語精読だけを
毎日、月曜日から金曜日まで担当するといったやり方です。
もちろん、中国人教師の中にはそれだけでなく、
他学部の日本語科目をも担当している先生もいて、
「あの学生たちは3年間教えても、ひとつも日本語が話せない」
と愚痴をこぼしたりしています。
こちらでは春節がお正月なので、元旦はただ一日休むだけですが、
まだカレーライスとはどんな食べ物か分からない一年生たちに
腕を振るう時にしようと思っています。
負担が大きすぎますね。
それをこなす能力をお持ちなのは、さすがですが、風邪をこじらせないように、十分体に気を付けてお過ごしください。
日本と違ってお正月休みもないようなので、心配になります。
昨日の土曜、一日かけて5科目×2=10種のテスト問題と解答を全てチェックし終わりました~!苦節何年とまではいかずとも、3週間のストレスが溜まる作業でした。
中国の大学で日本人教師が一人だけの場合、だいたいどこでも同様の仕事をしていると思います。前任校もそうでした。しかし違うのは、前任校は試験問題1種類ごとに200元か300元の手当てがついたんですが、このけち臭い菏澤学院はな~~んもありません。一本と二本の大学の違いはこういうところにもはっきり現れています。違いが分かっていい経験にはなりましたが……。
この大学は今学期が1月22日までありますが、私は強く要望して早めに試験を終わらせ1月15日には一時帰国します。
英語学科の先生方は今月29日以降もう帰国できるので、同じ給料でなぜこうも違うのか、日本語学科の中国人の先生に散々文句を言いました。長期休暇は日本でしなければならない用事がてんこ盛りだし、沖縄にも行きたいのです。
私の前任の先生はそういう文句は一切言わず、その分仕事もそんなに熱心にせず、週末は上海に美味しいものを食べに行くような人だったそうですが、お蔭で私は教室の施設設備、教師用パソコン、テキストから労働条件まで、全て交渉して改善してこなければなりませんでした。前任校でも以前の日本人の先生方は自己保身ばかりで後の人のことを一つも考えていませんでした。なんか、器がちっちゃい人がけっこう多いんですよね、日本人の教師たち。