関西は梅雨明けと同時に晴れの日が続き、熱帯地方と化しています。
今日7月27日午後4時現在の兵庫県尼崎市は38℃です。
硝子戸を開けると熱風が室内に流入するので閉めました。
先日、東京在住の教え子(中国出身)が
朝から夜中までエアコンを付けっぱなしだと言うので
エアコンに頼らず室内を涼しくする工夫を伝授したんですが、
「暑いのもせいぜい2カ月のことですよ。そんなことしなくても……」と
まるで貧乏人を憐れむように言うのです。
いやいや、これは日本伝統の清貧の思想に基づくものですから。
という訳で、今日は
私の貧乏くさくも清々しい避暑の工夫をご紹介しましょう。
〈その1〉カーテンを閉める。
晴れの日は午前10時以降カーテンを閉めて、
熱い外気が部屋に入らないようにしています。
今日はカーテンだけでなく、硝子戸も閉めて熱帯の外界から部屋を遮断しました。
これで数℃涼しくなります。
〈その2〉首回りを冷やす。
店でただでくれる保冷剤を冷凍しておき、タオルに包んで首に巻きます。
これで体感温度は5℃ぐらい下がります。
ただ、頻繁に交換しなければすぐぬるくなってしまうのでちょっと忙しいです。
〈その3〉食べ物・飲み物を冷やす。
⤴これはバナナです。
今どきのバナナは室温ではボケた味になるので冷蔵庫に入れ、
ひんやりさせて美味しく食べます。
冷凍もしました。シャーベット状でとても美味しいです。
⤴これはコーヒーゼリーです。
最近まで温かいのを楽しんでいた飲み物はことごとく冷やし、
あまつさえ(笑。この言葉を使うのがマイブーム)
ゼラチン、アガー、寒天などで冷たく固めていただいたりもします。
毎日、これを作るのが楽しみです。
⤴これは祝島特産の枇杷茶です。
今日は枇杷茶(祝島)、昨日は茉莉花茶(中国湖南省)、
明日はプーアル茶(広西チワン族自治区)と、これまた毎日が楽しみです。
〈その4〉室温を下げる。
この装置、分かりますね。
ペットボトルに水を入れて凍らせ、扇風機の風(微風)をそれに当てます。
パソコン操作しながら涼しい風を身に受け、なんと快適であることよ。
ペットボトルの外側は空気中の水蒸気が冷えて水滴が付着しています。
(その現象、なんだったかな、大昔学校で習ったのに)と気にかかり、
調べたところ、「凝結」でした。
〈その5〉気分を涼しくする。
⤴やっぱり緑がある部屋は涼しい感じですよね。
裏庭の野草と南天をビールのジョッキにほおり込んだだけですけどね。
今、17:05の尼崎の気温は36℃です。
やれやれ、今日も暑さのピークをやり過ごせたわ。
皆さんの涼み方、よかったら教えてください(あ、清貧でよろしく)。
〈付録〉
頭を冷やして挑戦してみてね~。
ちなみにこれは中学2年の理科問題ですって。
解答例(たぶん)
1)氷水を入れたコップ 2)冷やされたとき 3)露点 4)霜(しも) 5)飽和水蒸気量
6)大きくなる 7)霧(きり)/靄(もや) 8)湿度 9)上[水蒸気]下[飽和水蒸気量]
の活用・・・ではなく、冷凍したり、冷凍したペットボトルの活用など、素敵なアイデァですね。
「危険な暑さ」が続いているこの夏。私は家の中に引きこもって、外に出ないようにしていますが、お嫁さんが居てくれるから出来ているんです。本当に有り難いと思います。
例外は朝、裏庭とマンション前の植物の水遣り、夜、散歩がてらのスーパーへの買い物で、今はこれも楽しい日課です。
昔の人たち(平安時代の京都人とか)は、扇風機もエアコンもなく、どのように夏を過ごしていたのか、想像してしまいますね~。打ち水はきっとしていたでしょうね。