昨日4月7日(日)朝から宿舎のインターネットが断絶し、今日も全くダメで、
今は外国語系ビル4階の日本語学部研究室にノートパソコンを持ち込み、
2日分のあれこれをチェックしたところです。
大阪W選挙、
両方とも維新が当選したのを確認して落胆この上ない気持ちですが、
その悲しみに堪え、
今日は清明節休暇中の4月6日(土)に
初めて我が宿舎に来た一年生たち
(+いつもアシストしてくれる韋彤さん)の紹介をすることにします。
一年生は、日本の料理を何も食べたことがありませんので、
取り合えず、カレーライスとトンカツ(一口カツ)をご馳走しました。
どちらも、私が中国に来て以来何度も学生たちにふるまってきたものですが、
100%、外れなく好評です。
日本から持ってきたトンカツソース(実はおたふくのお好み焼きソース)も、
評判がよかったですよ。
↑1年の班長王征さん(左)と4年の韋彤さん(右)。
このブログによく登場する韋彤さんですが、
顔が丸みを帯びてきたと思いませんか。
春節に故郷で太って、大学で元に戻る学生が多いのですが、
韋彤さんはますます丸くなってきましたよ。
日本に留学したら痩せるだろうと期待している様子です。
下は8ヶ月前の宿舎での写真です(右は中国人老師の李先生)。
昼ご飯の後、女の子たちは浴衣を着て花見に出かけました。
武漢大学では花見に来た和服風の学生が排除されるという事件がありましたが、
この大学ではま~ったく、そういうことはありません。
浴衣が似合う三人です。しかし、足元は……。
青春ドラマの1シーンのような雰囲気(笑)。
庭園の東屋で一休み。ヘアスタイルも和風にしました。周囲の楊に浴衣が映えます。
スモモ、桃など、散る一方の木々の花を惜しむ三人娘(のポーズ)。
三人とも帰り道はくたびれておっさん歩きになっていました。
日本では今はもう、こんなふうに先生と生徒の交流なんて考えられませんもの。
これこそ素晴らしい外交です。
もう、70年も前、私が中学生だった頃、仲良しの先生が宿直の時に、何人かで宿直室に行き、やはりカレーを作って食べましたっけ。先生たちもまだお若くて、教師として燃えていました。貧しかったけれど、皆いきいきとしていました。
日本では確か1970年代後半ぐらいから学校の管理職が教師たちに「もし、子どもが先生の家に遊びに行って、途中事故に遭ったら先生の責任になりますよ!」と注意するようになって以来、急速に減りましたね。保護者が一緒に来るならいいんですけど、保護者は来たがりませんからね(笑)。先生は地域の外から通って来ますし、地域共同体から学校の教師は消えました。
ここは大学構内に教員宿舎も学生寮もあるし、大学生はもう大人ですから途中の事故は自分で責任を負います。そうした条件も幸いしているんですね。
ささやかな日本の食生活紹介のボランティアにもなるし、いろいろ中国の学生たちの実態も分かるし、一挙両得です(笑)。
しかし、中国人老師が学生たちを家に招くことはまずないそうです。中国でも農村部ではそういう先生と生徒の交流がたまにはあるそうですが、中国の子どもにとって「先生」は権威の象徴で、近づきがたい存在だというのが一般的な学生たちの意見です。
あと、どれくらいこれが続けられるか分かりませんけどね~。