初年度の私立大授業料が2012年度以降5年連続上昇し、
過去最高の87万円超になりましたとさ。
文部科学省は26日、私立大学で入学初年度の授業料平均額(2016年度)が過去最高の87万7735円だったと発表した。
15年度に比べ1・1%増で、授業料の上昇は12年度以降5年連続。文科省によると国立大学の授業料は53万5800円(17年度)。
同省は17年度の私立幼稚園、私立小中高校の初年度授業料の平均額も公表。幼稚園は27万7796円(前年度比1・2%増)で、小学校43万1583円(同0・6%増)、中学校41万3655円(同0・6%増)、高校(全日制)39万6313円(同0・7%増)だった。-YOMIURI ONLINE
大企業で働く人は例外として、
大多数の庶民の実質賃金が低く抑えられている中、
経済生活を困窮させる要素ばかりが膨れ上がってきています。
アベ自民党は選挙のときばかり、
やれ大学生の無償奨学金を増額するだの、
全ての乳幼児の保育料を無料にするだの、
池の鯉にばら撒くかのごとき美味しい餌を撒き散らし、
選挙後はたちまち訂正して夢のような政策は引っ込んでいきました。
以前、日本語学科3年生の視聴説授業で教材として使ったものに
10年程前の日本の少子化問題を扱ったテレビニュースがあります。
「夫婦が理想とする子どもの数は2.48人で、
実際に予定する子どもの数は2.11人で過去最低でした。」
と調査結果を提示した上で、
なぜ、子どもを産まないのかと街行く若い夫婦たちに
インタビューをしていました。
若い庶民夫婦の声は、今も全く変わっていないと思います。
10年前、理想の子どもの数を持たない理由としては
「子育てや教育にお金がかかりすぎる」
という回答が最も多かったのです。
「大学まで学費を全部タダにしてくれれば、
産む人は莫大に増えると思いますよ。」
という若い女性の意見は、今も、100%その通りだと思います。
その10年前のニュースのアナウンサーは最後の言葉として、
「厚生労働省では、調査結果を少子化対策に生かしたいとしています。」
と括っていました。
何やねん、10年かけたわりに全然生かされてないじゃん。
と言うか、事態はどんどん悪くなっているじゃないですか。
日本国庶民を殲滅するために地底の邪悪な大魔王が
アベとかを差し向けている姿が頭にありありと浮かんできますよ。
参考までに、
中国の大学では学費は日本と比べてとても安く、
(この大学の日本語学科は高額で確か年間10万円ぐらいだった)、
無償の奨学金を支給されている学生もクラスで最低1、2名必ずいます。
有償のもいろいろあるそうです。
今度学生たちに根掘り葉掘り詳しく聞いてみますね。
少子化を解決したいのなら、一番初めに安心して子どもが産めて、育てられる環境を作らなくては、そりゃぁ誰でも産もうと思いませんよね。
産んだからには、ちゃんと育てたいと思うのは、親ならば当たり前のことですからね。
これではますます少子化に拍車がかかるだけですよね。
子どもがいなくなったらその国はおしまいですよね。今の若者の中には、子どもが産めないどころか、お金がなくて結婚できない人もかなりいるそうですね。
現代に生きる私たちが、健やかな環境で命を次の世代に繋いでいく以上にしなければならないことは他にないというのに、この国の1%だけ富めばあとの庶民は使い捨て、死んでも屁とも思わないのが首相の座にしがみ付いているので、人心も荒廃しようというもの。こんなに目に見える状態なのですから若者たちは早く気がついてほしいです。
私たちに必要なのは、健全な産業の育成と、富の再配分をきちんとする政府ですね。