毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「辺野古キャンプシュワブ前(2月18・19日)写真集」No.2196

2018-02-26 23:48:50 | 我が心の沖縄

キャンプシュワブ第二ゲート近くでひっそりと咲いていた琉球スミレ。 

 

この第二ゲートは弾薬庫入り口で、

工事車両は入らないことになっていますが、

第一ゲート前に抗議の座り込みをする人が多いと、

こっそりこちらから車両を入れようとする動きがあり、

この日も歩いて5、6分の距離を移動して、

工事車両が入らないか監視しました。

米軍に雇用されたガードマンがこの小さい番所につめていて、

時折、私たちが黄色いラインを超えて敷地内に入らないか

ジロジロ見に来ます。

すかさず、戦争体験者のオジイが基地の無い沖縄の大切さを話しかけていました。

 


黄色いラインは写真に写らないくらい擦れています。

手前にかすかに見えますかね?

 

フェンスから覗く基地の中はとても広々として静かでした。

 

 庭園みたい。

 

工事車両がバンバン入る第一ゲート前は粉塵などで喉が痛く、

PM2.5で苦しむ中国並みでした。

マスクは必需品。 

時々散水車が基地の中から出てきてゲート付近だけ水を撒きますが、

そこだけ水撒いてどーする的。


下は路面に立つアルソック(警備保障会社)の社員たち。

車両の誘導が仕事です。

以前、土砂降りの雨の日に

機動隊員だけちゃんと雨合羽を着て、

アルソックの社員はずぶ濡れで立っていたことがあり、

それを見た沖縄平和センター議長の山城博治さんが激怒して、

「ただちに社員に雨合羽を着せなさい。

その間反対行動はタイムを取るから。」

アルソックの会社に電話したのは有名な話です。

その後、アルソックの社員の何人もが

博治さんの前を通過する時に頭を下げたり、

挨拶をして通っていったのを

私は目撃しました。

(以前もブログに書きましたね)。

今そんな牧歌的な風景はありません。

ゲート前は機動隊の車両が

人々を座り込ませないように朝から晩まで駐車しています。

(以前は止めていませんでした)。

一時期、ずっとアイドリングをしっぱなしして、

車両の隙間に座り込む人々に嫌がらせをしていたそうです。

(嫌なら座るな、とか言って)。

環境汚染も甚だしい。


座っていたら、まず「今から排除する」と警告。

次は引っ張り出され、持ち上げられ、運ばれます。

若い人にこんな酷い仕事をさせて、

上司は胸が痛まないのかね。

 

いろいろな宗教の人たちも抗議に参加しています。


2月18日、突然ベコニアのプランターが第一ゲート前にずらりと置かれました。


こっちは

「手を触れないでください。人間を大切に!」

と言いたいですよ。

座り込む人々がアルバイトでしているとか、

デマを信じている人がま~だいるらしいですが、

何度でも言います。

皆なけなしのお金を振り絞って、戦争反対・基地撤去のために

参加しているのです。

毎日来たいけど毎日の交通費1000円が払えなくて、

ときどき財布と相談して参加を諦めざるをえない人もいます。

プランターは工事請負会社が設置したものでした。

水遣りは基地の中からホースで誰かがしていましたよ。

花がイメージ作りの道具にされている苛立たしさ。

 

檻の中でダイインする人。 

 檻から解放され、痛い腕をさすりながら道路を渡る人。


 後で痛いところを見たら、これこの通り。

私も右肩がいつまでも痛かったんですけど、

服を脱いでまで確認しませんでした。

 

 ダンプ等の頻繁な往来で、

道路のあちこちに損傷が見られます。

 

 トイレを借りに行くため歩いていると、

道端に花がさりげなく咲いていました。

2018年2月19日、沖縄はもう春でした。

 

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1 コメント

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頭がさがります。 (こきおばさん)
2018-02-27 21:28:18
こんなにあざを付けられて・・・・・
涙を流しながら書き込んでいます。
申し訳ない、ただただ頭が下がります。
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