1山査子(さんざし) 2竜眼 3林檎 4柑橘類 5棗(なつめ)
果実が小さいからと言って種が小さいとは限りません。
竜眼の果実は山査子、棗とほぼ同じ大きさなのに、
種のまあ立派なこと。
なぜ竜眼なのか1こ食べたらすぐわかります。
竜眼
半分剝いたところ
全部剝いたところ
半分食べると竜の目がギョロリ!
山査子の種は手触りが良くて、これでおはじきができます。
それにしてもよくこれだけ食べたもんだわ。
林檎は果実が大きいのに、こんなに種が可愛らしいんですよね。
ときどき、親指と人差し指で撫でています。
竜眼の種の底部分から芽らしきものが見えて、
昨日から一日人参たちの仲間入りさせて半分水に浸けていたら
芽らしきものがさらに大きくなり、
心なしか人参色に変化しています。
これからどうなるのでしょう(ドキドキ)。
日本国内なら自家採種禁止の罪により逮捕されるのでしょうか。
なんで自分の家で植物の採種をしたら
罪を犯したことになるのかサッパリ分かりません。
採種してまた育てても、売らなければいいのですかね?
種苗企業のお金儲けを保護するために改定した
自然に背く悪法だと私は思います。
自家製の種作りは禁止なんですか?
農家では皆、自分の家で採った種を次の年も蒔いていますよね。そんな法律があるなんて知りませんでした。
竜眼、これも初めて知りました。面白い果物ですね。どんな味がするのかしら。
楊貴妃が好きだったというライチのような味がするんじゃないかと勝手に想像しています。
今年4月に種子法が廃止されました。米・大豆・麦などの主要穀物は食料の安定供給のため、1952年に国が「種子法」を定めて、各都道府県が責任を持って管理、開発、増殖してきましたね(つまり、民間の私物ではありませんでした)。その種子の保護を廃止してしまったんですね~。
もう今スーパーやホームセンターなどで売られている種子は多国籍企業のものばかりで、公共品種の4倍~10倍、しかも、自家採取しても育たないように加工したF1品種を売っているので、農家は毎年種子を買わなければならなくなっている状態です。民間企業に種子が独占されれば、自分の選択による栽培ができません。
米(稲)の例では既に悪名高い「モンサント社」「三井化学」「住友化学」などの業務用米が大量に出回っているとのこと。地域性溢れる小規模品種はこれらの大企業に淘汰され、市場には大企業が押し付ける同じものばかりが並ぶことになると予想されます。しかも種子ビジネスは化学企業が中心なので、種子と化学肥料がセットで売られることになるだろうと・・・・・・。
でも、希望は、独自に条例を定めて従来どおり種子管理をする県が次々と現れたことです(兵庫、新潟、埼玉など)。
種子法廃止を後押ししたのは例のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)で、「『種子法』は自由な競争を阻害する」と看做されたんですね。TPPは「遺伝子組み換え食品の輸入も促進する」ことになっており、多種の豊かな食の選択の基に成り立っていた日本の食生活は多国籍企業によって一網打尽に叩き潰されます。
もう一つ、農水省は「知的財産権の保護」という点から、これまで原則OKだった自家採種を原則禁止に転換する方針に切り替えたので、そうした種子を自家採種したり共有したりすれば、犯罪となり重い罰則が科せられるんだそうです(家庭菜園は除く)。
山査子農家を目指そうかと(笑)希望を抱く私といたしましては、日本中暗雲で覆われつくした気持ちです。
「種が落ちて芽が出て、実がなるというのが自然界です。自家採種禁止なんて常識では考えられない」と嘆く人々の行動でこの悪法をひっくり返すしかありませんね。
長くなりました。取りあえずこれぐらいでストップします。