今日、キャンプシュワブゲート前で確認したことがあります。
アルソック(民間警備保障会社)社員はもちろん、機動隊員一人ひとりは
敵ではないということです。
昨日は朝9時前から午後3時まで3回、今日は午前中2回、
ゲート前に座り込み、全て排除されました。
下のように、男性に対しては4人がかり、
女性に対しては3人がかりの機動隊員に両腕と足を持たれて、
檻の中まで運ばれるのです。
私は今日、担がれながら機動隊員に話しかけることにしました。
「ごめんねえ、私は重いから~。
だけど、私たちは座り込むしかできないんですよ。
武器も何にも持っていないからねえ。」
とか
「辛い仕事させて済みませんね。
でも、私たちはもう座りこむしか、工事反対の手段がないの。」
とか。
運ばれながら、
(なんぼ屈強の若者でも、重いものは重いだろうなあ)と思ったからです。
また、機動隊員の中にはオジイ・オバアを排除したくなくて
暗い顔をしている人や、
後ろの方で涙目になっていた人もいると聞きました。
沖縄県警は基本的に沖縄県出身者で構成されています。
沖縄県民と沖縄県民が敵対することは本当によくないことです。
もともと、全ての若者たちが戦争に行かなくてもいいように、
私たちは基地建設に反対してきました。
「全ての若者たち」の中には、機動隊員も入っているのです。
今日は「辺野古の女神さま」89歳の島袋文子さんが
車椅子で来ていました。
文子さんに付き添っていたSさん、Uさんが、
上り坂なので
そばにいた機動隊員に手伝ってくれるよう頼んだところ、
その機動隊員は快く引き受けて、
平らなところまで車椅子を押してくれました。
見てください。
いい若者じゃないですか。
道路わきでそれを微笑んで見ていた別の機動隊員がいたので
「嬉しいね」と私が言うと、
また、にこっと笑いました。
沖縄県警の機動隊員は沖縄県民の子どもです。
どうしたら、分断されずに心を通わせ合えるか
私たちは真剣に考え、行動しなければなりません。
でも、それが戦争の基本、命令されたら自分の意思なんて関係なく、命まで奪われてしまうのです。
戦争体験者だから、私にはよく解ります。若者を誰一人として、戦場で死なせたくはありません!!