妻がクモ膜下出血で倒れ、緊急手術を受けてからちょうど1年目の日は、たまたま手術を受けた病院での定期健診の日でした。
最近は、3か月に一回のペースで診察を受けています。私も会社を休んで妻に同行し、主治医の話を聞きました。
振り返ると、この一年、いろいろなことがありました。
妻は、テニスコートで倒れて救急車で搬送、すぐに手術、10日間ICUで絶対安静のあとに、一般病棟へ。左半身に麻痺があり、リハビリを続けて、車いす、歩行器を経て、何とか歩けるようになってから、リハビリ専門病院へ転院。幸い、出血が軽かったのと、発症後の手当てが迅速・適切だったため、身体機能、脳の機能はみるみる回復、日常生活に不自由がないところまで来ました。
「何か気になるところある?」
「火の消し忘れなんかは、最近はなくなりました」
「警察には行った?」
「はい、免許更新のために、特にテストは必要ないとのことでした」
「職場は?」
「産業医の先生と面談しましたが、日常生活仕事は違うので、復職はゆっくり考えましょうと言われました」
「そうですか。もうクモ膜下出血と脳梗塞は、完治したって考えていいでしょう。普通は2年以上かかるけど、1年でここまで回復するのは早いね」
「でも、車の運転は、危ないですよね?」
「うーん、でももっと危ない人がたくさん運転してるよ」
「…」
「次回、もう一度MRIをとってみましょう」
先生からいい話ばかり聞いたので、病院からの帰路、妻のテンションはあがりっぱなし。
「車運転していいって言われたよね」
「いや、それはちょっと待とうよ。車がなくても、そんなに困らないことがわかったでしょう?」
「でも…」
娘たちも、妻の運転再開には大反対。運転はしばらくおあずけになりそうです。
最近は、3か月に一回のペースで診察を受けています。私も会社を休んで妻に同行し、主治医の話を聞きました。
振り返ると、この一年、いろいろなことがありました。
妻は、テニスコートで倒れて救急車で搬送、すぐに手術、10日間ICUで絶対安静のあとに、一般病棟へ。左半身に麻痺があり、リハビリを続けて、車いす、歩行器を経て、何とか歩けるようになってから、リハビリ専門病院へ転院。幸い、出血が軽かったのと、発症後の手当てが迅速・適切だったため、身体機能、脳の機能はみるみる回復、日常生活に不自由がないところまで来ました。
「何か気になるところある?」
「火の消し忘れなんかは、最近はなくなりました」
「警察には行った?」
「はい、免許更新のために、特にテストは必要ないとのことでした」
「職場は?」
「産業医の先生と面談しましたが、日常生活仕事は違うので、復職はゆっくり考えましょうと言われました」
「そうですか。もうクモ膜下出血と脳梗塞は、完治したって考えていいでしょう。普通は2年以上かかるけど、1年でここまで回復するのは早いね」
「でも、車の運転は、危ないですよね?」
「うーん、でももっと危ない人がたくさん運転してるよ」
「…」
「次回、もう一度MRIをとってみましょう」
先生からいい話ばかり聞いたので、病院からの帰路、妻のテンションはあがりっぱなし。
「車運転していいって言われたよね」
「いや、それはちょっと待とうよ。車がなくても、そんなに困らないことがわかったでしょう?」
「でも…」
娘たちも、妻の運転再開には大反対。運転はしばらくおあずけになりそうです。
身体麻痺や半側空間無視が回復した後も、「やる気が出ない」という状態が続いていましたが、最近は、意欲が回復してきたようで、茶道とか、テニスとか、以前していた習い事を少しずつ再開しています。