韓国ではいまだに誤審試合で持ちきりですが(たとえば東亜日報),2000年シドニー五輪のとき,柔道で誤審事件が起こった。
男子100キロ超級,日本のエース篠原信一とフランス,ドゥイエの決勝戦。篠原の内股すかし一本のはずが,反対に相手の「有効」と判定され,そのまま篠原は敗れて,銀メダルに。
そのときも私は韓国でテレビ観戦しましたが,日本中が大騒ぎでした。柔道は日本が本家だということもあり,やれ審判の質が低いとか,柔道をわかっていないとか……。
でも,当の篠原選手は偉かった。
「自分が弱いから負けたんだ。審判に不服はない」
言葉少なの篠原の心情を,当時の山下監督が解説した文章があります。
「たとえあの技が一本じゃなくて、相手の有効になったとしても、まだ時間があった。おれに本当の力があれば、逆転できたはずだ。相手が有効になっても、まだ三分半あった。その中で逆転できなかったのは、やっぱりおれに本当の力がなかったんだ。ドイエが自分より強いか弱いかではなくて、自分に本当の力がなかったんだ」
「審判に不服がないというのは、審判が間違えるような試合をした自分に責任があるんだ。審判がどう見ても誰が見ても、間違いがはっきりするような勝負ができなかった自分に責任があるんだ」
うーん,篠原選手,すばらしい。韓国の人々に見習ってほしい。
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